お褒めの言葉
文字数 571文字
天界の《最高神》として、そなたに心から
五百年もの長い間、苦しい思いをさせてし
まいましたね。
どうか許してください。
そなたの苦しみは、例え《神》であっても
耐え
そして、《神》でさえも耐えられないその
何よりもそなたが美しく
のような魂をお持ちだったから。
そなたの、≪人を信じ、人を理解し、
そして、人を助ける≫
その信念が、今も変わらずにここまで
受け継がれて来たからこその奇跡。
気高く、高潔な人にしか持てぬ博愛に満ち
たその魂。
どうか。。。
いつまでも、いつまでも大切になさってく
ださいね。」
「『ゴッド』様、ありがとうございます。
そんな。。。
私にはもったいないお言葉です。」
思いもかけない『ゴッド』からのお
言葉に、『マニュエル』は感激しているよう
だった。
「ところで、『マニュエル』。
そなたには叶えたい願いがありますよね。
『アレン』の魂を持つ人物に贈り物をした
いのでしょう。」
「はい。
私の命を救うために犠牲になってしまった
『アレン』にどうしても恩返しがしたくて。
ずっとこの日が来るのを待っていました。」
「その願い。
私が叶えて差し上げましょう。
私は今日、この日のために天界よりやって
参りました。
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