もうひとつの真実
文字数 727文字
笑わせるなっ。
悪行を繰り返す?
フンッ。
じゃあ、そこにいる
いったいどうなんだ?
おいっ、そこの羽のないヤツ、お前だよっ。
お前は自分が助かりたいがために自分の子
を犠牲にした。
『マニュエル』をな。
最初から敵国の
にな。
それこそ悪行ではないか。
自分の子を高い
《富》を得た気分はどうだ?
さぞかし気持ちよかっただろう。
お前たちはそうやって
大切だという家族を平気で敵に売るような
だから殺された。
それも、自分の子どもである
『マニュエル』にな。
ハハハハハッ。。。
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。。。
こんな皮肉で愉快なことはない。
お前が殺される瞬間は、見ものだったぞ。
オレは高みの
視ていたんだ。
はて。。。?
その時、お前が手にした《
は役に立ったのか?
お前は、
だが、お前は殺された。
お前だけならまだしも、家族もな。
お前の家族を救ってくれたのか?
ハハハハハハハハハ。。。
ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。。。
そうだろ?
オレと何が違う?
この『サタン』さまといったい何が違うと
いうんだっ。」
グサッッッッッツツツ。。。
『サタン』の、その鋭く
言葉は、
そして深く、深く突き刺さっていった。
あまりにも、あまりにも深く突き刺さった
『サタン』の口から出たその言葉。
父鳥は、その胸をえぐられるほどの
強烈な痛みを感じたのである。
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