『白いバラの花の男神 ローマ』の訪問
文字数 522文字
ピンポ~ン!
家の入口のドアのブザーが鳴った。
「あっ。。。誰か、来たみたい。」
そう言うと『輝羽』は玄関へ向かった。
インターフォンに向かって、
「どちら様ですか?」と尋ねながら、
玄関に立っているモニター画面に映る人物
の映像をチラッと見たのだが。。。
「あらっ? なに?
この人。。。
とてもこの世の人とは思えない。」
『輝羽』がそう言ったのも無理はない。
「ちは~。
『白いバラの花の
と申しま~す。
ただ今、天界よりお届け物をお持ちいたし
ました~。」
そう答えるこの人物。
まるでギリシャ神話に登場するような、
あまりにも
よく学校の美術室にあるヘルメスの彫刻の
像にそっくりで、髪は黒くて短髪。
全体的にパンチパーマがかかっており、
右耳のところに真っ白なバラを差している、
まるでキザ
白い
その体形は、がっしりしていて、ニヤリと
笑いながらドアスコープに向かって顔を近づ
けては離し、片目をつむりながら真面目そう
な顔で
『輝羽』は、思わず
まった。
「ごめんくださ~い。
お留守ですか~。」
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