『ゴッド』の声
文字数 673文字
あまりの眩しさに、誰もが目を開けられず
にいると。。。
「うわぁぁぁぁぁ。。。」
それは『サタン』の悲鳴だった。
その悲鳴で導光は目を開けた。
とてつもなく
かったが、徐々にその光に自らの目を慣ら
し、ゆっくりと辺りを見回してみた。
驚いたことに、目の前には光の
ぐるぐる巻きにされ、宙づりになっている
『サタン』の姿があったのである。
「『デスティニイ』。。。」
『デスティニイ』を呼ぶ声。
その声の
いや、違う。
「はっ、これは、これは。。。
『ゴッド』様。」
まるで敬意を払うかのように
『デスティニイ』はその声の
それは、すべての《神々》がひれ伏すほどの
圧倒的な存在。
偉大な《神》、《最高神》『ゴッド』の声
だった。
女性の声とも男性の声ともつかない中性的
な声。
その姿はまったく視えない。
ただその声だけが天から
「『デスティニイ』。。。
よくぞ『サタン』を見つけ、ここまで追い
詰めた。」
心
『ゴッド』は言った。
『ゴッド』の出現で、導光の部屋は明るく
そのものが『ゴッド』であるかのように、
『ゴッド』が語りかける
「『デスティニイ』。
最後の判決は、
あとは、
「かしこまりました。
『ゴッド』様。。。」
『デスティニイ』は、ひざまずき、
右手の平を胸につけ、『ゴッド』に敬意を
示した。
(ログインが必要です)