素晴らしい絆
文字数 289文字
それが現代まで受け継がれてきたなんて。
奇跡だわ。」
『輝羽』は、『アレン』の子孫の優しさに
感激した。
すると『満』が思い出したように、
「お父さんの話によると、確か叔母さんは
≪ブルガリア≫に旅行に行ったことがある
らしいです。
そして、宝石箱をお
言っていました。
叔母さんが、≪ブルガリア≫で撮った写真
も家にあります。」
と言った。
「だんだん謎が解けてきたね。
《神》の言葉を信じ、五百年近くもその
宝石箱を受け継いできてくれた『アレン』の
子孫の方々も立派だな。」
導光はそう言いながら、『満』の伯母さん
の遺言の続きを読み始めた。
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