『マリア』の怒り
文字数 602文字
手を伸ばした時。
「私の大切な『アレン』に気安く触れない
でよっ。」
『マリア』から
「『アレン』?
ああ、五百年前の。。。
あの薔薇の花畑で倒れていた。。。
『マリア』。
君は、
の男に付きまとっていたのか?」
「付きまとう?
失礼な言い方しないでよ。
私は、今度こそ『アレン』に幸せになって
ほしいだけ。
やっと待ち続けてきたこの日がやって来た
のよ。」
「はは~ん。 やっとわかった。
結婚を引き延ばされた
この『アレン』のせいだったのか。。。
『マリア』。
君のやっていることは、もはや現代で
言えばストーカーだね。
情けない。
《神》が人間に恋してしまうなんて。」
「『アレン』は《神》以上に美しい心の
持ち主よ。
お調子者で
ならないわっ。」
『マリア』の怒りは頂点に達していた。
そして、『満』の
顔を近づけて行き、
『満』の腕に自分の腕をからませて隣りに立
ったり。
ついには。。。
その時、
「『マリア』。
もうその辺でやめた方がいいと思うよ。」
そう言って
起こっているのかまったく訳が分からず、
ただ
たのである。
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