65. 《 感謝する日 》 2023/3/21
文字数 630文字
50回目の結婚記念日、「金婚」の今日である。
1973年3月21日 高松にて挙式
1973年4月 渋谷区笹塚アパートで結婚生活を始める
1974年 横浜市神奈川区公団住宅に引っ越す
1975年 長男誕生
1977年 長女誕生
1978年 海老名市にて神奈川供給公社集合住宅購入
1979年 次男誕生
1992年 海老名市にて住宅を建築引っ越す
2023年 金婚に至る
50年間をミニマムにまとめると上記9行で終わってしまう。
結婚に至る経緯を含めた50年超のパーソナルストーリー詳細は、もとより人様にお伝えするものでもない。ただ、記憶が薄れ混乱する年齢になってきても50年の思い出は、それなりにしっかりと僕の中に息づいている。
ひとつひとつ懐かしい思い出たちに囲まれ今は幸せである。
戦後団塊世代である僕たち夫婦、団塊世代は単に人数が多いというだけではなく、常にパラダイムチェンジに直面してきたこの50年間でもあった。
高度成長経済からバブルを経て構造的不景気に、
戦争放棄・平和主義から学生運動を経て再軍備に、
会社人間からスペシャリストを経て格差労働者に、
戦争こそ経験しなかったが、激動の波乱万丈を経験してきた。
「気が付けば あっという間の50年」
あまりにも平凡な表現だが、嘘偽りない本音である。
あっという間の50年間を僕たちは共に生きてきた、そしてこれからも。
この事実の重さを大切にしたい。
祝うことは特別にない、妻に感謝する、家族に感謝する、感謝の気持ちでいっぱいの
金婚の今日である。