不信

文字数 737文字

自分だけが不幸だったと思ってるわけではないんだけど、たまに自分が惨めに思える瞬間があったのを思い出して叫びたくなったりするんですけど、小学校の時に父に外で理不尽に怒鳴りつけられた時の公開処刑の屈辱感とか怒り狂った祖母に髪の毛引きずられてこれから死ぬのかな、とかいっその事殺してくれとか考えちゃったこととか、私が生活費と学費のために稼いだお金で自分の生活用品を買おうとする友達もどきとか、だんだん他人のこと信じられなくなっていって、何で愛情を測ればいいのかわからなくなってここまで来ちゃった感があったり、人のことを羨んでもしょうがないので、とりあえずできることをと思って生きているつもりなんですけど、たまに周りが敵に見えたり、焦燥感はあるけど目的がなかったり。
何かあった時には心配して連絡をくれる友達とかがいると嬉しくなったり、昔ほど絶望しなくなったんですけど、たまにすごく落ち込んで、その時には自分の中で折り合いと落とし所をみつけながら生きてる感じですし、周りの人からは悩みがなさそうで、強いねって言われますけど、私が強いのは私が知ってるから他人が他人の強さを口に出して、自分が弱者だとアピールするために私を消費しないでほしいなとか。

自分が経験していない他人の経験をあたかも美談のように語ったり、理解者のつもりで寄り添っているつもりで居るんでしょうけど、自分の寂しさを紛らわしてほしいだけなんだろうなというのが見えると、突然気持ち悪いものに見えたりします。
勝手にパッケージを見て期待して、開けたら思ってた人間性じゃなかったと当たられる側の気持ちはどうでもいいんだろうなと考えて、これ以上勝手に欲望を膨らませられる前に離れられたことが幸運だったのではないかと感じてしまいます。
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