家族2

文字数 656文字

自分の考えって多分変えやすかったり、何かから影響を受けたりしたときに自分でわかると思うんですけど、血のつながりがあっても自分以外の人間の考え方も価値観も何も変えることって難しいなって思ってます。
父が車好きなのを変えることはできないし、祖母がずっと寝ているのを起きていられるようにすることはできないです。
父がよく、[死ぬこと以外かすり傷]、[暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう。]とか言う人だったんですけど、子供心にこの人は子供の私に何を求めているんだろう、私は守られる存在じゃないのか、なんて思って聞くたびに嫌な気持ちになりました。
死ぬこと以外かすり傷なんて、殴られれば痛いし、暴言吐かれれば辛いんですよ。
死んだ方がましなんじゃないかと思うくらいなのに、死ぬこと以外かすり傷、ケースバイケースというか、立場の違いかなって感じでしたね。
祖母は父に力でかなわないですし、借金をしょってもらっている状態なので下手に上手に出ません、父に殴りかかろうものなら倍以上で返されるでしょうし、祖母だって痛いのは嫌なんでしょうね、他人には痛いこと、辛いことを強いるわりに。
そうすると非力な人間が的になるのは自然の流れというとおかしいですけど、まあ私が的になるのは自然の流れだなって感じですよね。
小学生の頃の前半は曾祖母が居たから暴力も暴言も耐えると言うか、受け流せたんですけど 曾祖母が亡くなると盾がなくなったような感じでした、丸腰なのに攻撃は止まないし、暴言はさらに強くなってるし、辛すぎじゃないかと思いました。
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