肥えた太った2

文字数 875文字

私が食べないダイエットをしていないのを知らない方は、
「最近痩せたね。」
「細くなったね。」
と、色々な言葉をかけてくれて、もっと頑張ろう、もっと頑張ろうと思って痩せる方向と別に、スキンケアを見直したり、日焼けをしたくないと日焼け止めや美白サプリメントなんかも買い込んで、汚い話ですが、元々便秘気味な人間が、食べない、少しの事でイライラするようになったということで内臓の動きも鈍くなったんでしょう、更に出なくなりました。
出ないことでさらにイライラし、肌も荒れ、スキンケアやサプリメントでどうにかしようとお金ばかり出ていく生活をしていました。
その当時の運動と言えばフラフープや当時流行った足パカ、下剤を飲んで走ったり、今思うと変なことまでしてしまうので、ダイエットに限らず栄養不足やら思い込みやらの力はすごいなと思います。
その結果だんだん何も手に着かなくなってきて、生きた心地がしてこなくなったり、過去の嫌なこと、トラウマとして自分で引っ張り出して自分を否定したり、私は頑張っている、周りを見下したり、めちゃくちゃな生活をしていたんですけど、当時のお友達が様子が変なことに気づいて牛丼を買ってきてくれたんです。
当時は牛丼なんて買ってきやがって、太るだろ。
なんて考えてたんですけど、いいから食べろと言われて食べた牛丼は美味しかったです。
なんか食べたら安心して眠くなって、そのまますんなり寝ちゃったりして。
起きて牛丼のパッケージを見てみれば、私はなんて馬鹿なんだろうなんて考えて、しばらくは色々考えてモヤモヤしてたんですけど、今では普通にご飯を食べるようになりました。

痩せたから正義なんて考えてた私もいたなと、最近の若者の痩せ信仰は~なんておじさま方が話していたのを聞いて、痩せて綺麗になった先に何が待っているのか、自己満足か、誰かのためか、人に見られるから気になるのか、色々あるんだと思いますけど、私は私くらいの感覚で生きてたらいいんだと思ってしまうのは逃げ何でしょうか。
可愛いも美しいも自分にとって大事なことですけど、私の中でバランスが大事だなと思いました。
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