メンブレ2

文字数 706文字

父親と言えば借金の保証人になってあくせく働いている人ですし、会社経営もありますから、私が迷惑をかけるのはどうかと思い何も言いたいことは言えず。
父親の歴代の彼女たち、私のことが相当嫌いだったんでしょうね、いい思い出がないです。
もしかしたら父親が、私についてダメな娘だと話していたのかもしれないです、知らない人間を軽率に嫌うなんてことは 私には考えられないので。
まあ今更いいんですけど。
歴代の彼女と娘やら息子と行った旅行は楽しかったのかなぁ、私と2人で旅行は嫌だよね。なんて諦めて何年経つのやら。
結局父親が私をディズニーに連れていってくれる、服を買ってくれる、等などの約束が果たされることはなく、義理人情だか、言ったことは守れと自分では言うのに、娘は蔑ろにしていのかよと布団の中で何回泣けばいいのかと、泣くと顔がパンパンになるのでいつからか泣かなくなりました。
話しかけてもらえるだけでいいんだと思うようになりました。

祖母、最後の最後に私に言いました。
「お前が子供を産んだら私と同じことをする。」
つまり私が子供を産んだら、暴力を振るい、恫喝恐喝をし、行動を制限し、抑圧するということかと、言われたのは17歳でしたね。
なんてやつだと思った記憶があります。
でも起こってないことに関して何も言えないですし、可能性が完全に無いと言いきれず、私は子供を産めない人間なんだなと着地。
そのことを集約して、簡潔に父に伝えたところ、アンチナタリズムと言われました。
アンチナタリズムとも違うような、そうなような。
別に私が遺伝子を残してもいいことないもんなってことなのであってるのかな? もうわかんないやぁ〜なんて思って放置したのが20歳。
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