大学デビュー? 何それ美味しいの?

文字数 1,145文字

進学を機に、~デビューなんて言葉が有る訳で。
小中は義務教育だから、お受験しない限り地元の学校だけど、高校からは違うもんにゃ。
そう、高校デビューならJKは化粧に手を出し、男子は男子で髪型を弄ったり制服を弄ったり。
プチプラのおかげで、小さいころからお洒落な女子も居るけどにゃ。
それでも、
 
 お小遣いを貰える&親がとやかく言わない
 
と言う、毒親育ちには羨ましい環境が有る訳で。
毒親育ちどんだけぇ。
で、高校生にして門限五時(文化祭的イベント準備時すら撤廃されない)と言う息苦しさを味わうしかなかった毒親育ちが高校デビュー出来る筈も無く。
(下手に機嫌を損ねて学費が出なくなるのが怖かった)
五時って、どこぞの幼稚園児レベルじゃにゃいか。
パパは普通に起こせ。
おかげで、中学の部活も面倒なことになった訳で。
子供を管理したがるゴミ、それが毒。
解毒剤よこせ。

そんなこんなで、上京して大学デビューも出来た筈。
しかし、服を買うにも、靴を買うにも、化粧品を買うにも金が要る。

そして、進学上京したばかりの身にそんな金はない。

まあ、よっぽどのお金持ちでない限りはそんなもんだろうにゃ。
加えて、毒親あるあるな「子供を物扱いして最低限のものしか与えない」により、服も靴も安っぽいしボロボロ。
 
「一駅歩くなら靴がボロくなるから節約にならない」
なんて宣う人も居ますが、こちとら中学三年間、安い運動靴で通学も体育も乗り切ったわ!
靴底がぺらっぺらになって雨の日の度に不快な気持ちを味わおうと耐えたわ!
千円程度の靴で片道二キロの通学路を毎日&週に数回の体育、それを三年間出来ると言うか、やるしかなかった子供も居るんじゃカス!
 
位には考えますね、はい。
靴もピンキリだよにゃ(遠い目)
あれですよ?
靴を脱いで入る教室前で沢山の靴が並んでいて、自分の靴だけ酷い状態なことを突き付けられた時の切なさ。
高校時代は皆同じローファーだったし下駄箱もないし(各々のロッカーにIN)で、何と平和だったことか。
みんにゃ同じで
みんにゃ(ry
まあ、別にブランド靴が欲しいと言う訳では無い。
だが、最低ラインと言うか、何でしょうねえ?
有名な探偵も、人となりを見る為に靴を観察するもんにゃ。
靴がボロならば、そう言う人なのだと。
まあ、だからこそ、閉店セールにて三千円の靴をゲット出来た時の嬉しさは未だに覚えている訳で。
ど ん だ け
バイトして徐々に服も買い足して行けはしましたが、直ぐには出来ないし自己演出の仕方も分からない。なんせ、毒親育ちってのは自分がないですから。いきおい、着たい服も分からない訳で。
毒親育ちあるある
抑圧され過ぎて自分の意思がナッシング!
と言う訳で、大学デビューなんて夢のまた夢、もっさりひっそり、教室の片隅で授業を受け始めるしか無かったのです。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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