にゃんたまぷりぷり金曜日

文字数 982文字

エピソード名の謎さ。
烏がぎゃん鳴きしていて怖いので、せめてにゃんたまで怖さを緩和しようかと。
まったく分からん。
工科大のハチワレ准教授も言っております、動物が何時もと違う行動をする時は地震の前触れかも知れないと。
それはそうと、なんでにゃんたまか。
可愛いパーツだからですね、写真集が出る位に可愛いパーツ、それがにゃんたま。
答えになってねえ。
にゃんたまは下りてきてこそのぷりぷり具合ですが、元は卵巣と同じパーツ。
性別を決める遺伝子の命令により、ミューラー管では無くウォルフ管が出来上がり、たまもぷりっとなる。
唐突に真面目な話になったにゃ。
で、雌は逆な発生をして卵巣から卵子をぶっ放す訳ですが、研究室では卵巣にある内に卵胞液ごと吸い出していました。
ぶっ放すて。
本来なら排卵した後でも受精に向けて色々な変化があるもんですが、直接卵巣(食肉処理場から切り取ってきたもの)に注射針を刺して吸い出します。
空気を吸い込まない様に注意しながら、卵胞と言う卵胞に刺しては吸います。
単胎動物なら直ぐに済む作業も、多胎動物であるブタは卵胞の数も多くて大変です。
イノシシから改良されて子沢山なブタ。
これを例えるなら、ウインナーのコブータ。
それをグローブを嵌めた手でそっと掴み、白い油の部分を吸っていく。
そして、その白い部分を全て吸い尽くすと、可愛そうな位に貧相になった物体がコブータを持っていた手の中に。
そもそも、コブータ自体がそこまで有名ではない件。
そりゃ、シャウなアレとかアルトなアレに比べたらマイナーですし○イエー以外で見たことは無い。
だが、他に似た見た目が思いつかない。
イラストで示すとか無いのかにゃ?
白澤的な画力で良ければ。
まあ、なんだ。
火傷の水ぶくれから、、血漿やらを清潔な注射針を刺して吸い取る様な。
例えが痛い。
これは実験の為だから解体されたブタから卵巣を貰ってやっていますが、人工授精の為の採卵は痛いと聞きます。
そりゃ、針を刺されりゃ痛いよにゃ。
なので、卵巣を握る手にうっかり針を刺さぬよう、注意しながら卵胞液を吸っていました。
痛いだけじゃ済みませんからね、ブタの卵巣に刺した針ですし。
幾ら焼けば食べられるモツでも、血液に細胞やら菌が入ったら危険だもんにゃ。
ですよ、持ち帰るまでの時間で菌も増えているでしょうし。
なんにせよ、実験を始めるまでにも神経の磨り減る作業があるのです。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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