インキュベーター

文字数 1,441文字

魔法少女の勧誘をしにやってくる耳毛的な何かがにゅるっとしている生き物、インキュベーター。
魂なジェムが卵型なのって、実はふ卵器の伏線……?
インキュベーター、殻のある卵を孵す機械っちゃ殻のある卵を孵す機械ですが、それだけではありません。
卵は卵でも、卵子を育てるのにも使いますよ。
一気にサイズが小さくなった。
そりゃ、殻付きの卵はふ化するまでの栄養をため込んでいますし。
形はソウ○ジェムとは違うけど、卵から生まれる魚ってのは、孵化したては腹に栄養を溜めているのが見て分かりやすいです。
ああ、あのイクラっぽい色の。
ええ、イクラっぽいアレです。
子育てをする鳥類なら別ですが、魚の場合は孵化してから暫くは身をひそめつつ成長する生き残り戦法です。
なので、イクラ的なアレから栄養を吸収して成長します。
栄養をため込むんでいるアレ、卵黄嚢。
卵黄に比べて嚢を手書きで書く自信が皆無にゃ。
そして、哺乳類の場合、受精卵が着床するまでは細胞が周りの汁から栄養を取りこんで生き延びている訳です。
汁て。
その汁の代わりに培養液に卵子を閉じ込め、湿度と温度を一定に保ったインキュベーターの中で細胞が育つのを待つ。
温かく湿っているインキュベーターの中、冷蔵庫の節電対策の様に、透明なカーテンもあります。言わずもがな、ドアを開けた際に急激な変化が起きない様にするためですね。
そりゃ、空気が入れ替わったら一定に保てないもんにゃ。
そう、なので小さな蓋つきシャーレの中の培養液を溢さないようにしつつ、素早く開けて素早く閉める。
これが地味に難しい。
片手はシャーレで塞がっているが、インキュベーターのドアってぴったり閉まっているから開けるのに力が要るんですよ。
そして、力を込めた瞬間にシャーレが斜めになるとそれまでも苦労が水の泡に。
あああああ!
あああ!
あああああ!
数種類の培養液を作成

卵子を卵巣から吸い取る

顕微鏡下で操作しながら卵子を数回洗う

シャーレに培養液をドーム状に

乾燥防止の為オイルで培養液をカバー

 
これが、全て器用さが必要となる作業でね。
卵子を顕微鏡下で操作するのに息を細かく吸って吐いてするからうっすら酸欠気味だし。
そんな状態でインキュベーターを開けた揺れでシャーレの中身を溢した日にゃあ。
絶望によって、違う生き物が生まれちゃう……
しかも、インキュベーター外ならまだしも、手が震えてインキュベーター内で溢した日には掃除するにも既に入っているシャーレを被害に合わせる訳にはいかず。
恐ろしい作業ですよ、はい。
気分は三話目後半のマミさん……
で、そんなインキュベーターですが、サウナと「むわっ」とした感じが似ているんですよね。
だから、密室でおばちゃんが話すサウナってコロナ大丈夫なのかって。
立川のサウナなら、ゴッドブレスの浄化機能でクリーンそうだけどにゃ。
ただし磔刑的な会話で空気が冷め行く。
ライブ程は声を上げないにしても、その分狭いから人と人の間が詰まるサウナ。
店によるだろうけど、サウナのボスとしてアラカンのおばちゃんが仕切っている様なところだと会話も有るからねえ。学生の時にバイト仲間とサウナに入ってヒエッってなったもんです。
と と の わ な い
そのサウナの場所がね、感染した駅員が勤務していた駅とも死亡者も居る病院とも近いし、利用客の年齢は基本高めだしで何か気になるんですわ。
コロナ、どこからやってくるんだろうにゃ。
インフルエンザは暖かくなれば流行も終わるけど、熱気むんむんな密閉空間が危険なコロナはどうなるやら。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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