就職活動と言う神に近付く苦行

文字数 797文字

ネットでエントリーシートを送って最初の選考をするようになると、不採用者相手にコピペによる「お祈りメール」がまき散らされる様になる。
予めプログラムを組んでおけば、不採用者の名前だけを入れかえたお祈りメールを自動で不採用者の連絡先に届けられる実に省力化された作業にゃ。
そして、鰯の頭も信心から。
そう、例えコピペの文であろうと、祈られれば祈られる程に神に近付くのです。
なんせ、神々は八百万。
畳の目を数える神様も居る国だから、祈られて神になる人も沢山居るのです。
しかし、更なる省力化の為に、不採用者には連絡すらしないサイレントお祈りも横行していると言う。
サイレントお祈りするレベルで人手が足りないところなんて不採用で良かったんじゃないですか?
コピペのメール連絡すら手を抜く、礼儀のない上司や先輩と働かなくて良かったんじゃないですか?
ものは考えようにゃ。
大学もマナー講座とか面接対策はしてくれましたよ。
だけど、結局は積み上げてきたものが物を言う。
大体にして、毒親育ちってのは自分が無い
自分が無いから、やりたいことが見つからず、そうすると行きたい会社が見つからない
条件で福利厚生の良い会社を検索してみても、志望動機がひねり出せない
志望動機って、ひねり出すものだっけ……?
志望動機あってこそのエントリーですけどね、本来は。
しかし、有名で安定している高給の会社は「ここで不安なく金を稼ぎたい」が先ず来るんじゃありません?
中には、低賃金の福利厚生があってないような「やりがい搾取」「労働力の搾取」をしている会社もある訳ですが。
そして、更に税金を搾取され、有事にその税金が還元されるどころか議員のボーナスだけはしっかり出て、コロナ禍で苦しむ人は喘ぎ苦しむクールジャパン
クール、涼しいと言う意味より冷徹って意味がしっかり来る気がしてきた。
日本の地獄はクールな官吏によって管理されている。
とっぴんぱらりのぷう。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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