人生初、ブランド卵

文字数 1,241文字

物価の優等生、卵。
それは、栄養価が高く、安い時は一つ十数円な食材。
TKGにして良し、茹でるだけで食べても良し、割ってチキラーに落としても良し、割って焼くだけで食べても良し、割って沸騰した湯の中に落として丸めるも良し、溶き卵をスープに入れても良し、出汁と混ぜて焼いても良し。
何か分からんが、とにかくヨシ!
そんな訳で、もやしと共に飢えた学生の腹を満たすのが卵。
百円□ーソンで十個入りを手に入れられたら実に良し。
ひゃくろー、今(令和二年二月)なら、ドコモが何かキャンペーンもやっているにゃ。
さて、ポイントの為に四百円以上を買った□ーソン、ホットデリに鶏居ますね、食われる側ですね。
からあげくんもLチキも寒い日のおやつにぴったり。
そんな手軽に食べられる鶏から生まれし卵、その卵の卵黄の高さと直径を計って卵黄係数を出す講義もありました。
卵黄係数は、卵黄の高さを卵黄の直径で割ると良いにゃ。
料理をする方なら、何となく「黄身が盛り上がっている方が新鮮」と知っているでしょう。
それをなんとなくではなく、盛り上がりっぷりを数値にする、それが卵黄係数。
作らない人は、調理済みの卵しか見ないもんにゃ。
知識として知っていても、どれ位違うかは割ってこそだよにゃ。
ですね。
だからこそ数値は基準となり、検査をするのに卵黄を見てきた経験は要らなくなる。
まあ、多少古くても火を通せば平気です、多少なら。
多少の基準がまた経験則。
とりあえず、戦争を知る祖母が卵を大切にし過ぎた結果、卵が
 
 ポンッ!
 
と言う音と共に割れ、中身から出てきたのがマヨネーズっぽい色の何か
……な卵は食べたら駄目だと。
それ、腐排ガス溜まっているやつじゃにゃーか。
温泉卵の硫黄臭なんて屁でも無い位にガスな卵じゃにゃーか。
シュールストレミングはスウェーデンの最終兵器らしいですが、中でかもされると色々と怖いですね。
昭和から平成を越えて令和にきた缶詰は、適切に処分しましょう。あるか知らんが。
一時期話題になったよにゃ、桃缶爆弾。
そんな、マヨネーズ化するまでは計測出来る(?)卵黄係数。
講義で係数を計る為に割った卵は廃棄でしたが、「余った卵は持ち帰って良い」と言うので喜々として持ち帰りました。事務に置いてあった求人フリーペーパーに卵をくるんで大切に持ち帰りました。
途中で割れたら結構な惨事。
烏骨鶏と名古屋コーチンの卵。
シンプルに茹でて食べました。
良いですね、ブランド鶏の卵って、味が濃くて「ああ、栄養が入っていく」ってなります。
烏骨鶏はとにかく、名古屋コーチンって肉が有名なんじゃ。
肉の前に卵あり。
卵が先か、鶏が先か。
卵を産まなきゃ、鶏は育てられない。
研究対象に名古屋コーチンが居るなら、卵が有っても不思議じゃないんです。
にゃるほろ。
あれ以来、不分別の卵に色付きの卵が混じっている時もありますが、やはりブランド鶏の卵とは濃さが違います。
何をどうしたら味が濃くなるのか。
そもそも、ブランド鶏を思うから濃く感じたのか。
それはもう、卒業したから闇の中です。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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