心理学と愛無き育ち

文字数 882文字

学部まとめて行われた講義、それが心理学。
まとめてお得。
講師としては一度に済んで楽でしょうが、大講堂って椅子と机が固定されているタイプで腰が背中が痛くなって嫌です。
人数が多い分、席を取れなきゃ音も聞こえ辛いし、トイレの数は少ないから面倒だし。
学ぶにも、快適な環境ってあるよにゃ。
そう、快適さは心にも影響する。
例えミルクが出て腹が満たせても、モフモフぬくぬくの方が快適、それも心理学。
つまり、猫は良きもの。
猫の場合、下僕が用意したフカフカクッションや猫ベッドをスルーして固いダンボールに向かうのが形式美なところもあります。
が、アカゲザルの仔の場合は温もりが大事。
生きるのにミルクは要るけど、温もりが大事。
猫も小さいうちは保温が大事だけどにゃ。
で、そうやって愛を知らずに育ったアカゲザルは、子供の育て方が分からない。
と言うのは、ある程度知られた実験の話。
しかし、子供を産む前から弊害は出ているのです。
ええ、先ず雄を受け入れないってやつです。
ところが、実験者ってのは残酷で、講師が「大学生相手やらら言うけどな」との前置きをしてから、どうやって子供を作ったかを説明してくれました。
実に胸糞ですね。
胸糞ってつまり……?
少なくとも、書き込みは出来ないことです。
ぼかさなければいけないことです。
 
本当、騒ぐ動物を押さえつけて、無理に~するって胸糞悪い。動物実験自体、良い気分にはなりませんが。
必要悪とは言っても、人間都合だもんにゃ。
そう。
それに、心理学は人間に協力して貰えばある程度出来るもんでしょう?
サンプルなんて幾らでもあるでしょう?
愛されずに育った人間がどんな性格に育つかなんて。
愛着障○とはげに残酷なことよ。
運悪く不幸な不運な生まれをしたら、その後も苦しみ他の個体と比べて不幸な生を行け入れなければならない。
それが、野生動物を「観察」しても分かったそうですが、人間も変わらないよね。幸せに育った人間は、そうでない人を更に傷つけやがるし。
なお、寿命も短い模様。
寿命は成長期の栄養状態にも左右されるから分かりやすい。
けど、行動にまでモテ方にまで差が出るって、自然は残酷だねえ。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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