春休みは進学出来るかどうか不明のまま合宿でした

文字数 842文字

小中高なら終学式に貰う通知表。
しかし、大学は違った。
そもそも、終学式が大学にはないもんにゃ。
後期試験の結果は出ていても、追再試の結果は……なんですね、前期試験はクリア出来ても、後期試験は引っ掛かってね、お金を払って追試でしたわ。
乙。
単位を三年目までに卒業に必要な分取ろうとした

どうせ授業料は変わらんのだから、沢山知識を入れたい

その為にはバイトで資料代も確保しなければならない
 
なんてやっていたら時間が足りなかったよ。
器用な人なら、それでも上手く行くのだろうけど。
何故、無理したし。
単位を三年で卒業可能なところまで取っておけば、就活に卒業論文にと時間が割けるじゃないですか。
就活に関しては、三年目から活動しないと手遅れだった訳ですが。
今は更に前倒しされているもんにゃ。
学業の妨げになる就活ってどうにゃの?
本当にね。
それで、頑張ってもお祈りメールですよ、嫌だねリーマンショックは。
なんなら、お祈りメールすら来ないでしょう?
人事も沢山の応募にいちいち対応していられないから。
まあ、応募が多いと仕方ないにゃ。
氷河期救済の求人なんて、倍率が三桁だったらしいし。
そして、就職氷河期と第二新卒の狭間の年齢の方々は、救済すらなけりゃ注目もされないって言うね。
NO NAME
さて、話が逸れたけれど合宿の話ですよ。
獣医学部らしく、お馬さんの元で合宿です。
ウッウッウマウマ。
先輩方は夜行バスを予約、初合宿だった私はその存在を知らずに鈍行と高い新幹線を乗り継いで岩手まで向かいました。
遠野に小岩井、リアス式海岸。
そして、春の突風で倒されるバス停の時刻表を横目に、合宿の為の大荷物を抱えてバスに乗車。
ぎゅうぎゅうもぎゅうぎゅうでした。
なんせ、皆して荷物が多い。
観光バスなら荷物を入れるサービスがあるけど、路線バスじゃあ多分ないもんにゃ。
加えて、観光バスに比べて小さいですからね、棚に何かを置くにしても広くはない。
座席の間隔も狭い。
それで、つなぎや長靴、十日分の着替えやらなんやら。
そりゃ、狭いってもんです。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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