Red snake come on !

文字数 828文字

アカマムシは、滋養強壮目的のドリンクに配合されますが、子供も触れ合うことが出来ます。
と言うか、そう言うイベントの手伝い含めて実習でした。
毒蛇なのに大変なことをしよる。
一応、口をテープで留めてはありますが、事故らない保証はどこにもありません。
蛇使いごっこを見せるだけなら、ガラス越しでも良いのですが。
蛇使いごっこて。
猫で言う
「マーオ!」
に当たる動きを人間が笛でやって
猫で言う
「マーーオ!」
を蛇にやらせるのが蛇使いごっこです。
にゃるほどわからん。
リンカルスの毒吹きSHOW☆
 
なら、ガラス越しにやりましたけども。
流石に、毒を飛ばしてくるのを見せるのに、なんの遮蔽物もない状態では危険ですので。
咬むのと違って吹いてくると、飛距離がある分、逃げ場に困るもんにゃ。
どこぞの「見た目は子供だから、遠慮なくJKの水着を間近で見まくる名探偵」も言っています、「蛇が咬める幅には限界がある」的なことを。
髪が濡れても角ねえちゃん。
顎を外して獲物を飲み込む蛇ですが、口を開けさせなければ咬まれる心配も少ない。
採毒をするには、猫へ投薬する時みたいに顎の骨と骨の隙間に皮の上から指を押しこんでぐわっと口を開かせ、牙を試験管の中に差し込んで毒が流れて来るのを待ちます。
投薬しようにも、片手では指の届かぬ、ガチムチしま蔵先生。
血清を作る為にも必要な採毒。
作業中に咬まれることもあるけれど、咬まれた時にも必要になる血清を作るのに毒は必要。
うっすら、卵が先か鶏が先か。
そうして、血清が作られるものあって、日本の毒生物による死亡例、蛇によるものは少ない。
むしろ、危険な毒生物は蜂。
飛ぶから機動力に優れ、アナフィラキシーショックでも人間の命を奪う蜂。
そりゃ、地獄で虫を統べるよ、蜂。
柿助乙。
実習では、そんな蜂の駆除までやりましたが、あれで蜂に刺されていたら訴えることは出来たのだろうか?
子供同士の嫌がらせで蜂を水筒に入れたせいで、後に事件も起こる金田一世界。蜂ってのは恐ろしい生き物でございます
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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