専門学外実習:前奏

文字数 846文字

二ヶ月もある大学の夏休みですが、長い分は学外実習に費やせます。
もとい、費やす為の長さです。

夏だ!
海だ!

山だ!
花火だ!
ペヤンGソース茹でそばだ!

夏にしか出来ない海水浴。
根性とかではなく海が開いていないから泳いじゃいけない寒い時期。
冬山は雪で危なさが増すけど、夏でなくとも行ける。
花火は季節を問わないが、お盆と絡めるとやはり夏。

ペヤンGソースゆでそばは好きに食え。

だばぁしなくなったのは、便利でもあり寂しくもあり。
いや、異物混入はしない方が良いでしょう。
あれですよ?
実習に向かう電車の中、ボックス席に座って車内でもさくっと食べられると考えて買ったクリームパンから
 
 モップの切れ端みたいな何か
 
が出てきた時の何とも言えない気持ちときたら。
そりゃ、パッケージには不良品を送る先が有りましたよ。
だけど、半月の実習に向かう電車内ですよ?
異物入りクリームパンを、実習が終わるまで取っておいて、それから封筒を買って送りますか?
もう、凹みながら処分するしかないでしょう。
実習先で送るってのは?
実習先は酪農家ですよ?
車が無いと買い物すら行けない土地ですよ?
そうでなくとも、土地勘の無い地で、どうやって封筒を買って、郵便局で着払いで送れと言うのか。
(実習先には、場長さんが最寄り駅まで迎えに来る)
ああ、不良品は着払いだもんにゃ。
郵便局でないと、送り返されちゃいそうだよにゃ。
(知らんけど)
そんな訳で、腹ごなしがイマイチなまま実習先の最寄り駅に到着。つなぎや長靴だけでなく当面の着替えに洗濯洗剤やら日常品、シーツまで抱えて迎えを待ちました。
大荷物だにゃ。
なんせ、半月の実習ですから。
それに、布団は貸して貰えてもシーツは持参だったから余計に荷物が多くて。酪農家にお邪魔する形の実習だから送る訳にも行かないしで大変でした。
寝汗をかいたら汚れちゃうもんにゃ。
だったら、布団はどうなんだって話だけどにゃ。
ホテルでも変えるのはカバー系だから良いんじゃないでしょうか?
ともあれ、大量の荷物を抱えての学外実習開始でございました。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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