硝子の○○

文字数 1,082文字

その昔、裏技番組で
 
 硝子の~
 
に何を続けるかで年がバレる。
と言う裏技が有りまして。
シロ「恐ろしい子!」
番組では
 
 十代 or 少年
 
でした、確か。
どちらにせよ、今世紀生まれの子には十代も少年も思いつかないやつ。
とりあえず、STAY HOMEするなら硝子は磨き上げるのにゃ。
歌って
踊れて
ボケれる
 
そんなアイドル。
ただし、○んこはしないと言うより自ら発言して笑いを取りに行くボケれるアイドル。 
最近の世界の状況は、
 
 早くラッパを構えたミカエルに
 突っ込んでよウリエル!

 
って気分だけどにゃ。
野生動物はむしろ活き活きしだしてますけどね、人間の姿が減ったせいで。
ノアと言う子が酷い目にあう国じゃ、方舟も危うそうだけどにゃ。
漢字を当てる知識はあっても、放置したら生きていかれないことは理解できない謎。
ぶっちゃけ、強制不妊はそう言う人に対してやれば良いのにと思う。
タマはもぎとれー♪
さて、強制されなくても不妊の方は居ます。
で、それを救うかも知れない技術、その技術を行使するにも道具が必要です。
(前振りやっと終わったにゃ)
硝子のピペットで吸ったり吐いたりして細胞を操作するのですが、そのピペットを作らねばならなくてね。
ピペットって、簡単に作れるもんにゃの?
簡単じゃないです。
簡単じゃないから練習します。
ゴム球を付ければ小さな硝子ピペットになる硝子のパーツをガスバーナーを使って溶かして伸ばします。
夏場は焦熱地獄的なことになります。
まあ、ガスバーナー使えば熱いし暑いよにゃ。
で、ピンセットでつまんでいる部分は太いままなので、細い箇所で硝子を切ります。
しかし、細くした硝子は割れやすい。
例え切れ込みを入れてからやっても、力加減次第では暑さに耐えた意味がなくなる。
 
そうして、なんとか割らずに切れたとしても、先端がギザギザだと細胞が傷付くので軽く火で炙って丸くします。
が、これも時間が長いと硝子が溶けすぎて穴が塞がって使用不可能。
塞がったら、ピペットとして機能しないもんにゃ。
それに、
 
先ずはガラスを真っすぐに引けないと話にならない。
第二に、先端の太さは卵細胞より大きくなくてはならない。
 かつ、太過ぎてもいけない。
 
と言う器用さの求められる作業。
しかも、緊張と暑さで汗をかくから余計に厳しい。
手汗は細かい作業の敵みたいなもんだよにゃ。
そして、真っすぐかどうかはとにかく、太さは顕微鏡で見ないとはっきりは分からない。
ので、実際に使ってみて駄目だったら初めからやり直しと言う。
おぅふ……
失敗作は捨てることも有れば、練習時には再利用もする。
なんにせよ、暑くて細かくて大変な作業でした。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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