ヴルスト・ベーコン・ヨーグルト

文字数 1,462文字

ブラートヴルスト・シュネッケン、それは別名ソーセージマルメターノ。
ヴルスト=ソーセージ
シュネッケン=カタツムリ=マルメターノ
 
なお、布製エリザベスカラーの見た目。
ベーコン、それは岩合さんも大好きなほっぺたむちむち、如何にも雄な丸顔の猫様。
たまさんや。
そんな食肉加工品も実習で作りました。
あれは良いものだ。
テーマパークではやっているところもあるよにゃ。
ヴルストだけにドイツ的なテーマパークで。
ガチムチのドイツ人とごっついドイツ語。
そんなドイツ生まれのヴルスト、中はひき肉だからブロック肉を使うベーコンより後回しです。
細かくても良いから、始めに大きい肉を加工してから余りでヴルスト。
刺身を作って、余った魚肉でつみれみたいな。
魚なら、さばくスキルを持っている方も多いと思います。
猫とじいちゃんのじいちゃんも、慣れた様子で刺身を作れますし。
魚なら、河豚でも無ければ資格も要らないしにゃ。
そう、バラベーコンの原料となる豚肉、その元となる豚は指定の加工場でなければさばけません。
なので、半丸(皮をはいで、正中線で半分にした状態。モツはない)からベーコンやらを作りました。
元となる豚、て。
他に表現が浮かばなかったんですよ。
で、衛生管理に気を付けながら、大きな包丁で半丸からバラしていきます。
そして、肩や腹の辺りの塊はシーズニングを揉みこんでベーコン用に。脚はボンレスハム用に。
ボーンがレスでボンレスハム。
つまり、骨を取ってから巻き巻きしてあの丸い形に成型するハムにゃ。
そして、その過程で生じた小さな肉。
他にも、スプーンを使って骨から肉をこそぎ落としてヴルスト用の肉にします。
猫舌代わりにスプーンでお肉。
ヴルスト用の肉、取った時点では大きさがバラバラなのでミキサーにかけ、味付けをして、例の機械にねちょっと入れます。
例の機械、別名「ミンチ肉自動推し出し機」。
(違います)
そうしてからが本番、羊の腸に如何に均等に破れない様に入れていくか。
これが実に難しい。
市販のウィンナーにも、やたら細いのとか不格好なやつもありますし。
結び目みたいなのが付いている上に細くて小さいのだと損した気分になるにゃ。
肉を詰めて捻じって、肉を詰めて捻じって。
肉を出す勢いと腸を引っ張る速さ、それが適切でないと失敗します。
そして、学生が交代交代でねじねじした肉詰め腸は、棒に吊るされてベーコン用の肉やハム用の肉と一緒に燻製です。
桜のチップで美味しくします。
燻製せず、腸詰でもないソーセージなら、ラップに轢き肉を詰めて茹でると畜肉でも魚肉でも何となく出来上がるから、料理のマンネリ化打開に良い。
そうして、燻されたお肉達は次の実習時間に美味しく頂いたのです。
ヨーグルトと共に。
ヨーグルト、どこから沸いた。
ブルガリクスとヨグルティが、牛乳をかもしてくれて出現してのでしょう。
まあ、牛のイラストが描かれた三個パックの市販グルトでしたが。
肉とヨーグルトのかもしだす、主食と野菜なき食卓。
花粉の季節に、腸内フローラを良くするヨーグルトは良い食べものです。
肉食は腸内環境を悪くするから、欧米に比べて腸の長い日本人に肉食は良くないと言われることも有ります。
が、文明開化で肉を食べる様になった日本人の寿命がどれだけ伸びたか。それが、適度なお肉は健康の元だと言っている。
なので、肉の栄養は摂りつつ、ヨーグルトで腸内環境を整える、理にかなっているとは思いませんか?
いや、野菜も摂ろうにゃ。
善玉菌が増えるにも食物繊維は良いので野菜も適度に。
が、研究対象が肉と乳酸菌だから野菜は無いのです、ええ。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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