新歓合宿の引率でタダ飯にタダFUJIQ

文字数 733文字

大学一年目、単位を逃さずに進学出来て、新入生を迎える側に。
楽しい時間って、早く過ぎるよにゃ。
そう、毒親の毒飯やら干渉から解放された毒親育ちにとって、大学生活は楽しさや発見に満ち溢れていた。
そして、それも二年目ともなれば、サークルの新メンバーを確保する側に回るのです。
サークル勧誘、「飯で釣るのが早い」と言わんばかりにBBQが開催されるにゃ。
「肉は正義」ってやつですね、食べ盛りの年頃にはBBQは魅力的ですし、食費を稼がなければならない学生なら、尚の事。タダで肉を食べられるなんて、サークルに入る気がなくても参加はするものです。
(そして、そうしておけば良かったと後悔する大学二年目の春)
お肉、一人暮らしの学生にとってはご馳走だもんにゃ。
相当のお金持ちなら別だけど。
そう、だから牛丼の賄いは素敵なものでした。
そして、サークル勧誘の為の新入生引率、やるならその日の昼はカレーが、その日の夜と翌朝はホテルの食事が得られる上にFUJIQにもタダで入れる&千円分の食券が付く。
そう、四食タダ飯の上にテーマパークで遊べる素敵な特典。
でも、大変にゃんでしょう?
引率と言っても、相手は大学生ですからね、小さい子を引率するなら大変ですが。
サークル勧誘にしたって、タダ飯に比べりゃぼろ儲けみたいなもんです。
ぼろ儲けて。
二食付きホテルの代金だけでも結構な額だろうに、テーマパークのフリーパスに千円分の食券。
自分で出したら、一体幾らになるんだって話ですよ、ホテルは、ゲームの館みたいにぎゅうぎゅうな部屋じゃ無かったですし。
奴は、小遣いを無駄にしなければ簡単に溜められそうだけどにゃ。
なんなら、焦ったせいでポリデン○買うからな、名探偵の孫。
それが、後々犯人を追い詰める為に使えるの主人公ですが。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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