下戸だらけの呑みの夜

文字数 1,052文字

大学生と言えば、酒を飲める年になる様な年が多め。
なので、サークル活動でうぇーいするのも、ある意味で大学生の特権。

うぇーい
うぇーい

 アーネスト・ヘミング?

う・ぇーい!

そんな訳で、合宿中にも呑みです。
合宿だから、最終電車も気にしなくて良い素敵な呑み。
まあ、最終電車を逃しても、今ならカラオケにネカフェに過ごせそうなお店は在りそうだけどにゃ。
と言っても、直ぐに蒲団に横になれる場所が近いのとは別でしょう?
なんせ、酒が入る訳で。
まあ、どこぞの神獣は地獄の居酒屋で横になっているけどにゃ。
で、合宿先は車がないと行けないような場所。
つまり、居酒屋なんて近くに無い。
だから、お酒は買い出しするしかなかった訳です。
まあ、大学生の使えるお金からしても、お店で呑むより安価な缶チューハイですが。
居酒屋も、安い店は安いけどにゃ。
裏を返せば、働いている側は労働力を搾取されている訳ですが(既にブラックバイトとして問題になっていますし)、未だに最低時給での求人だらけで酔っぱらいの相手ですよ。
大学生的には講義が終わった時間から働けて賄いもあるから人気なバイトでもある様ですが。
と言うより、大学生の体力と若さがあってこその居酒屋チェーン店だよにゃ。
ビールジョッキって、空でも重いですからね。体力と筋力が無いと務まりません。
で、そんなジョッキよりは軽い缶チューハイですが、買い出しするとなると結構重い。
おつまみは乾物だらけだし、夕食的なものは合宿先の方が用意してくれたので問題は無かったのですが。
それは、宅呑みの時でも同じにゃ。
宅呑みするなら、近くで買うでしょう?
しかし、合宿先はバスを使わないと買い物に行けない場所でしたので。バスの待ち時間も、飲食物を地面に置く訳にはいきませんから。
田舎暮らしは、車が無いと詰むって話にゃ。
そうして、重い思いをして運んだお酒でしたが、下戸だらけで数は減らず。
最終的に、一人一缶持ち帰りノルマとなりました。
一缶持ち帰りノルマて。
下戸にとっちゃ、合宿先から持ち帰るのに荷物になるだけですから。
ただでさえ荷物が多いし移動距離もあるのに、残った缶を全て一人が持ち帰るなんて酷だしお金は割り勘だし。
誰か一人でもザルが居たら良かったのににゃ。
なお、年齢的にアウトだった私は、たかだか缶の半分を飲んだ程度で、
 
 我不喝
 我以後不喝酒
 清原涼我
 我不喝
 我不喝

 
みたいなことになっていました。
それってつまり……
食べたもの共々、下水にさようなら、です。
美味しい食事も、栄養にならずに勿体無いことをしました、お酒怖い。
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登場人物紹介

作者代理

 
眼鏡でコミュ症な田舎育ち
毒親育ちが故に歪んでいる

イマジニャリーフレンド

 
モフやかなツッコミ役

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