独自方法の理論化、その前にまずは肩の力を抜けよ【上】

文字数 1,873文字

弘道館へ取材に。


一昨日、ネットカフェに宿泊し、資料のまとめをしてました。とはいえ、作業はまだまだ終わらないです。次いで昨日は水戸の弘道館へ行ってきました。


素晴らしい資料がたくさんあり、大興奮しました!! はい。『百瀬探偵結社綺譚』次回(まだ書いてないです)から第二部で、水戸のお話もちょくちょく出てきますってわけで、その取材ですね。この前の西山荘も、その取材の一環だったのです。百瀬は茨城県のお話で、そうすると水戸学のお話が超重要。そして、明治維新は水戸学から始まりました。吉田松陰は水戸学から尊攘思想を学び、それが松下村塾で活かされることになるんですね。徳川の最後の将軍も、水戸徳川から出たひとです。江戸城無血開城が出来たのは、将軍自身が水戸学を学んでいたことも大きいです。そして、徳川御三家であるという特殊な要因から、内部分裂で死屍累々、政府は薩長の支配になります。例えば、警察なんかは今現在も薩摩閥だったりしますよね。そういうわけで、今の日本に繋がる革命が、水戸を震源地として起こったのは事実であり、しかしあまり知られていません。国民的長寿テレビドラマだった水戸黄門は水戸藩主ですが、彼が編纂をはじめた『大日本史』の事業が、のちに水戸学に繋がっていきます。いやはや、百瀬で上手く描けると良いなぁ。


2021/06/16 06:02 コメント(-)| るるせの殺伐☆飼育箱

……と、作者の成瀬川るるせのブログには書いてあるのよね。そのブログから抜粋よ。
ふむ。写真は弘道館の中じゃな。「尊攘」じゃもんなぁ。
あ。エンマちゃん、オハヨーハヨー!!
エンマ様……へへー!!(フライング土下座する)
他にも写真、あるんじゃろ。観たいのー、理科よ。
仕方ないわねー。
理科お姉ちゃん、シンエヴァンゲリオン、入館者特典をコンプリートしたからって見せなくてもいいんだよ? そんなに自慢したかったの?
おっと、写真を間違えてしまったわ。いけないな、わたしってば。
そう、今、弘道館で渋沢栄一展やってるのです。
今、大河ドラマで渋沢栄一の話、やってるわね。ちなみに澁澤龍彦は渋沢栄一の親戚よ。
で。これが禁断の書物でもある、水戸黄門こと水戸光圀が編纂をはじめた『大日本史』の実物ね。
さらに。この猫ニャーが住んでるのが水戸光圀が勉強をしながら隠居生活をしていた場所である西山荘ね。『西山御殿』ていうのが正しいらしいわ。
小説執筆のための取材だったって聞いてるけど、それって百瀬探偵結社綺譚のことだよね。
なんかアレじゃな。成瀬川るるせが書いている『百瀬探偵結社綺譚』もどのくらいの長さになるかわからない長編小説よな。
作家は実作である小説で示すべきで、そういう意味でも『百瀬』で示したいその内容やテーマ、題材が多すぎて自分で潰れる可能性もあるのですよ? 完走出来るか見物(みもの)なのです。
作家は小説で語るべきだと、わたしは思っているわ。空談ではなく、小説で語るべき。
「空談」とはハイデガーの用語で、意味のないおしゃべりのことを指すのです。その空談は非本来的なのです。本当は意味ある言語、文学者や詩人が語る言葉を優位に持っていった方が良いのですが、ひとの会話は、いつも意味があるとは限らず、そしてその非本来的な空談は「死からの不安」を忘れさせてくれるため、平均的日常を送る現存在は、非本来的になってるのがデフォルトなのです。
今回、執筆の取材で撮った写真を持ってきたのは、ね。理由があるのよ。
へー。一年ぶりに更新だと思ったら、なんか意味あるのね。ふーん。(イカソウメンをもぐもぐ噛みながら)
少し前に、創作界隈で素人の創作論が炎上して、次はオンラインサロンが炎上してたわよね。それについて語りたいと思うの。わたしなり、ね。だって成瀬川るるせと言えば『文芸部は眠らせない』の作者でもあるから。自分の意見を述べるには、このチャットノベルでまずはやるのが良いんじゃないか、という判断よ。
ま、聞いてみようかの。どういう話になるんじゃ?
創作教室では多くの若者が「プロになるにはどうしたらいいですか」って大勢迫ってくるというし、アマチュアの創作論がダメなのは「プロじゃない(話者が成功してない)」からだ、って理由だったり、逆に「プロが語っても、個人の成功談の話しか聞けないから意味がない」という意見がでて。つまり、聞いてくる奴は「どんな小説を書きたいかじゃなくて、ただたんにプロ作家になりたい」の一点張りだ、ってことなの。それに対して、思うことがあるので、語ろうと思う。
そういうわけで、

   次回へ続く!!

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登場人物紹介

【田山理科】

 主人公にして家主。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。

【みっしー】

 死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。

【ちづちづ】

 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。

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