この美術館の可視/不可視のフレーム【着ていく服装について】

文字数 1,365文字

いきなり話を逸らすけど、るるせの奴、この展覧会に行ったとき、リュックがダサいと言われまくったのよ。これ、実は重要な問題があるのだけど、ちょっといいかしら。
まあ、訊いてやろう、なのです。リュックの色がダサいと言われたのです。直接的に「エヴァンゲリオンの色をしている」と通りがかりのお姉ちゃんに言われましたね。
話を最初に戻しましょう。

「国立西洋美術館で飯山由貴らアーティストがパレスチナ侵攻に抗議、美術館パートナーの川崎重工に訴え。遠藤麻衣と百瀬文の抗議パフォーマンスも」ということで国立西洋美術館の開始前日にパフォーマンスが行われたの。

3月12日に開幕する企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」の内覧会で、アーティストたちが抗議活動

https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/protest-nmwa-news-202403

イスラエルのパレスチナ侵攻への抗議ですね。
福音派(ふくいんは、古代ギリシア語: εὐαγγέλιονエヴァンゲリオン、英語: Evangelical、エヴァンジェリカル)、福音主義はキリスト教プロテスタントの一宗派。

ただし、組織支配への反発から生まれた聖書回帰運動を元にしているため、一宗派というよりは、姿勢分類との考えが根強い。

つまり、学術的には福音派プロテスタントは、キリスト教のプロテスタントを聖書記述による終末後の再誕姿勢によって比較分類する際に用いられる用語である。

米国・英国をはじめとする英語圏を中心として、自由主義神学に対抗して近現代に勃興した、聖書信仰を軸とする神学的・社会的に保守派のムーブメントなどを指す。

特にアメリカの福音派が信徒1億人を超える新興巨大宗教化し、他国との差異が現れ、独特化している。よって古典的福音派と、米国の新興宗教的福音派を別に考え方もある、とウィキにありますね。
そうするのです。
2020年大統領選挙は(中略)。アメリカでは、宗教ロビーと呼ばれる宗教票が、大統領選挙に大きな影響を与える。トランプ再選の鍵を握っていたのは、福音派というキリスト教プロテスタントの非主流派だった。伝統的なキリスト教が衰退する一方で、この福音派が白人ナショナリズムと結びつき「政治化」したことが、アメリカでのトランプ前大統領誕生へとつながり、世界に大きな影響を与えてきた。
数年前、トランプ大統領の「エルサレムはイスラエルの首都である」宣言というのがありましたね。
と、いうことで、るるせがエヴァンゲリオン色をしたリュックを背負っていたので、イスラエルのジェノサイドに賛成だと勘違いされた、というのを、そのまま言わずに「ダサい」と言い換えていた可能性があるわ!!
ダサいと言っていた人々が、まさかの気遣いだったとは……ッッッ!! いや、たぶん、の話ですが。
るるせは「なんでファッションに気を遣わねばならないんだ」と怒っていたし、そこまで気が回らないけど、東京へ行くときは注意しなきゃなぁ、と少し思ったらしいわ。
閑話休題。


話を戻すのです。


では、待て次回。

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登場人物紹介

【田山理科】

 主人公にして家主。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。

【みっしー】

 死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。

【ちづちづ】

 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。

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