ぐだぐだの宴・宴の始末

文字数 927文字

作者さんがほかのひとのチャットノベルで絡まれて「引導を渡した」と言われたので、自分の意見を述べたよー。
と、いうわけで、成瀬川るるせの反論を抜粋。

おう。呼ばれて飛び出てきたぜ!!

〈皇国史観〉という宗教(?)は、岩倉具視を全権とし、政府首脳陣や留学生を含む総勢107名で構成された『岩倉使節団』がつくったってのが定説になっているぜ!! ヨーロッパとアメリカを見てきた岩倉使節団、特に岩倉具視は、西洋列強が強いのは一神教というもので「一丸になる」ことが出来ることだと踏んだ。ので、ちょうどよく天皇制を(また、ここでも)利用したのがベース。


とはいえ、アメリカってキリスト教を布教というより、信じてない国を〈教化〉したい、という欲望を持った大統領たちがいたのもまた事実だぜ。


ちなみにペリーとかは日本は補給基地の意味合いで開国迫ってる割合が高く、本当に教化したいのは中国だったりするぜ。特に黒人が解放されてからも、南部から動かすより、〈苦力(くーりー、と発音する)〉と呼ばれる、中国人・インド人を中心とするアジア系の移民、もしくは出稼ぎの労働者を使った方が効率がよくなったのもあるぜ。なので、ぜひとも教化したいわけ。




僕が『死神はいつも嘘を吐く』で語ったのは昔からある〈神社18系統〉と呼ばれるものではなく、〈教派神道13派(と、そこからもこぼれ落ちる派閥)〉の、新興宗教を念頭に置いているぜ。




民間信仰としてのすめらぎは田畑の、豊穣神としての役割を持っていて、海の民や山人と区別して、農耕してるのがベースの人々を〈常民〉と呼ぶのが民族学だぜ。




なお、6世紀百済から伝来した仏教を天皇家は丁未の乱(ていびのらん)ののち、信仰することになる。


〈記紀〉は、氏族の主観的な歴史を排除し、口伝ではなく、大陸などに向けても二十四史のような正統な〈正史〉(紀伝体の本)が必要とされたのでつくったのだぜ(Wiki的には紀伝体風という位置づけだぜぇ)。よって、それを日本のドグマとして考えるのは本流ではないけど、岩倉は利用したし、教派神道などは記紀をドグマとして捉えるのが普通だぜ。




神仏習合に本地垂迹説なんかの流れは長いので省略。




と、そういうわけだぜー!!


2022/03/17 14:24

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登場人物紹介

【田山理科】

 主人公にして家主。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。

【みっしー】

 死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。

【ちづちづ】

 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。

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