おうちでごろごろ計画
文字数 1,517文字
ボクは神出鬼没がウリなのです。……嘘です。死神の仕事で向こうまで行っていたのですよ。関東に帰還! そして、バイトの面接。ボクの仕事は暇なときは暇なのです。縁切りの死神であるボクは、『待機組』なのです。
お姉ちゃん。みっしーは照れてこういうこと言ってるだけだよ! 働く気があるよ、今は! 働く気があるうちに働かないと、一生ずるずるとニート人生歩むよ! ニート人口って実はものすごい数だよ! ね? 働いてもらお?
お姉ちゃん、そういう話はオープンな場でするもんじゃないと思うの。なんだかお姉ちゃんもみっしーも、ラクをしようと生きてきたがゆえに、きっつい仕事をする羽目に陥るという、人生の落伍者を体現した存在であることが伝わってきて、わたし、涙が……。
確かに泣いたです。ふふ……。学生のちづちづに、まさにそれを伝えたかったのです! まともに勉強して就職してサラリーを毎月ゲッツできるのが最強だ、と。ボクと理科は……そう、落伍者という名の反面教師。クッソ偉いのです。人生そのものを以て、生きる知恵を逆照射して理解させる……いわば究極の仕事人。「まともに働いてないからこいつらはクソ」なんて、誰にも言わせねーですよ!