第113話 MS史観とApple史観。Macで執筆するときは。
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Windowsユーザーは、Windows3.0が総てを変えた、っていうMicrosoft史観なのですが、あれ、PC/AT互換機で、MS-DOSというCUI(キャラクターユーザーインターフェイス)のOSの上に、GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)の見え方がするソフトを走らせている、って認識の方が良いのです。
みっしー、あんた、語弊があるような言い方はしないの。アレは一応、ネットとかそういう諸々と多くの人が繋がる契機となったことが重要であってね、OSの話をしちゃったら、Macintoshは最初からGUIを採用していて、そこから十年くらい経ってやっとDOSプロンプトでコマンドを入力して操作することから見た目で直感的に操作出来るようにしよう、っていうGUIへの移行を開始した、画期的な出来事だったという微妙な話になるのよ。
うっさいわね。MicrosoftはAppleのサードパーティをやっていたの。そこで、Appleの『クラリスワークス』を模した製品であるMicrosoft officeをMacintosh用に売っていたのよ。DOSだと、日本では一太郎か秀丸エディタを使うのが普通だったのよ。もちろん、AT互換機ではなくて、PC9801やFMタウンズなどで、ね。そして、Windowsを発売して、Microsoftは、自社製品officeを推奨することになる。
まあ、要するにこのアプリケーションソフトを出すと、それだけで完結するので付け加えることはほぼないのですが、これは『Scrivener』というソフトです。長編を書くときや、資料をふんだんに使うタイプの文章を書くときは、これを使うと最強なのです。
『office365』さんも、1TBストレージ付きだし、まわりはPCユーザーって状況がほとんどだから、データのやり取り用に、結局持っていたほうが良いよね。『evernote』も良いけど、『OneNote』っていうメモ手段も選択肢として出てくるし。