88 2019・6・14(金) 女性のクラスメート 評 

文字数 483文字


 浦山さま
 土曜日は私の誕生日で、息子宅へ行きますので組会をお休みします。

『石袋』の感想を組会に送付するのも気がひけて浦山さんにメールさせていただきます。簡単ですがご容赦ください。

 まずとても面白く楽しく読ませていただきました。
 丁寧に描写されていて感心いたしました。

 昭和三十五年当時の状況がとてもよく描かれています。子供同志とはいえ稔と賢一、村木、達也の人物もうまく描けていて人の動きが目の前に浮かびました。
 子供らしさ、スパイスの効いたどこかシニカルで優しさのある物語と読みました。
 子供同志の友情、母を思う稔の行動。

 石袋を中心にぶれずに展開していく構成も非常に優れているなあと感心しました。賢一が稔を友達だと母親に言ったこと。
 また転校のために菓子箱を持ってきた場面。親子の情愛もうまく描かれていて読み応えのある作品でした。
 一番関心致しましたのは細部に至る描写力に脱帽でした。(私に一番欠けていることなので)

 組会での合評を聞きたかったのですが残念です。
 とてもいい勉強になりありがとうございました。
 こんごともよろしくお願いたします。

(60代の女性)


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