第79話 イベント行きたい
文字数 1,125文字
「今、十朱さんに聞いたんだけど、
弥生ちゃんが言ってたイベントって、
ミニチュアとかもいっぱい売ってて、
見れるってホント? 」
真剣な顔をして入ってきたので、
弥生は驚きながら笑顔で説明した。
「参加されてる作家さん多いわよ。
そういえばこの時期になると、
秋のイベントもあるので、
私も昔はよく売ってたな」
弥生が思い出すように話し出した。
「安達君も興味があるんですか? 」
向井の問いかけに、
「うん。十朱さんも販売してたって」
「そうなんだ。
夏とか冬は屋内じゃないと、
暑かったり寒かったり大変だから、
私は春とか秋の、
屋外個展に参加してた。
結構売れたのよ」
弥生はニコニコしながら言った。
「イベントって、
そんなに沢山あるんですか」
向井が驚いて聞く。
「ありますよ。
イベントで生活されている人も、
いますから」
「へえ~」
トリアも興味深げに頷いた。
「俺、行ってみたい」
「安達君がイベントに興味持つなんて、
珍しいよね。
行ってみる? 」
「でも、イベントだと、
この前みたいに倒れたら、
まずい……かな…」
「大きすぎると霊が集まるけど、
中くらいのイベントなら、
私達が言っても、
危険は少ないと思うわよ。
私は今でもよくイベントにいくもの」
「もう~声かけてよ~
私だって行きたい」
トリアが文句を言った。
「今の次期だと、
○○○公園でもテントたてて、
色んな作家さんの作品が見られるわよ。
モールのイベントより、
木のある公園の方が、
悪霊になる霊の数は、
圧倒的に少ないから、
楽しめるんじゃないかな」
弥生はそういうとネットを開き、
イベントの参加者を調べた。
「安達君が好きな、
ミニチュア作家さんもいるし、
アクセサリーもレザーも…
今回は私の好きな作家さんも……
出てる! 」
そういって弥生が立ち上がった。
「このワンピは、
その作家さんから購入したの」
ふんわりとした、
ギャザーの切り替えが付いた、
チョコレートブラウンの洋服を見せながら、
参加者リストの作家を指さした。
「いいですね~
手作り品のマルシェなんですね」
向井も興味深げにネットを覗いた。
「キッチンカーも出るから、
美味しいものも食べられるし」
「トリアも行くでしょ?
向井も行こうよ~」
珍しい安達の誘いに向井も笑うと、
「じゃあ、行こうか」
と言った。
「だったら……金土日で出店してるから、
混雑避けて金曜に行ってみる? 」
「行く!! 」
興奮気味の安達に向井達は笑った。
「………私も行きたいです」
「冥王は無理だよ。
ここから出られないもん」
安達はそういうと、
弥生と楽しそうに話し始めた。
「………最近の安達君は、
牧野君に似てきた気がします」
「気のせいじゃないですか」
「………」
冥王はアヒル口をして向井を見た。
「それ可愛くないですよ」
その会話にトリアが可笑しそうに、
腹を抱えた。
弥生ちゃんが言ってたイベントって、
ミニチュアとかもいっぱい売ってて、
見れるってホント? 」
真剣な顔をして入ってきたので、
弥生は驚きながら笑顔で説明した。
「参加されてる作家さん多いわよ。
そういえばこの時期になると、
秋のイベントもあるので、
私も昔はよく売ってたな」
弥生が思い出すように話し出した。
「安達君も興味があるんですか? 」
向井の問いかけに、
「うん。十朱さんも販売してたって」
「そうなんだ。
夏とか冬は屋内じゃないと、
暑かったり寒かったり大変だから、
私は春とか秋の、
屋外個展に参加してた。
結構売れたのよ」
弥生はニコニコしながら言った。
「イベントって、
そんなに沢山あるんですか」
向井が驚いて聞く。
「ありますよ。
イベントで生活されている人も、
いますから」
「へえ~」
トリアも興味深げに頷いた。
「俺、行ってみたい」
「安達君がイベントに興味持つなんて、
珍しいよね。
行ってみる? 」
「でも、イベントだと、
この前みたいに倒れたら、
まずい……かな…」
「大きすぎると霊が集まるけど、
中くらいのイベントなら、
私達が言っても、
危険は少ないと思うわよ。
私は今でもよくイベントにいくもの」
「もう~声かけてよ~
私だって行きたい」
トリアが文句を言った。
「今の次期だと、
○○○公園でもテントたてて、
色んな作家さんの作品が見られるわよ。
モールのイベントより、
木のある公園の方が、
悪霊になる霊の数は、
圧倒的に少ないから、
楽しめるんじゃないかな」
弥生はそういうとネットを開き、
イベントの参加者を調べた。
「安達君が好きな、
ミニチュア作家さんもいるし、
アクセサリーもレザーも…
今回は私の好きな作家さんも……
出てる! 」
そういって弥生が立ち上がった。
「このワンピは、
その作家さんから購入したの」
ふんわりとした、
ギャザーの切り替えが付いた、
チョコレートブラウンの洋服を見せながら、
参加者リストの作家を指さした。
「いいですね~
手作り品のマルシェなんですね」
向井も興味深げにネットを覗いた。
「キッチンカーも出るから、
美味しいものも食べられるし」
「トリアも行くでしょ?
向井も行こうよ~」
珍しい安達の誘いに向井も笑うと、
「じゃあ、行こうか」
と言った。
「だったら……金土日で出店してるから、
混雑避けて金曜に行ってみる? 」
「行く!! 」
興奮気味の安達に向井達は笑った。
「………私も行きたいです」
「冥王は無理だよ。
ここから出られないもん」
安達はそういうと、
弥生と楽しそうに話し始めた。
「………最近の安達君は、
牧野君に似てきた気がします」
「気のせいじゃないですか」
「………」
冥王はアヒル口をして向井を見た。
「それ可愛くないですよ」
その会話にトリアが可笑しそうに、
腹を抱えた。
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