40、四体液説(13)

文字数 941文字

四体液説についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
四体液説は色々な事柄と対応して考えられた。血液は空気、熱+湿、心臓、春、東、子供、多血質、社交的、楽天的、好色、無教養、白羊宮、金牛宮、双子宮、木星が対応している。
前回の星座を思い出してみると、ラミロ2世が1086年の4月24日生まれ、カール4世が1316年の5月14日生まれなので、どちらも金牛宮になります。
血液が心臓と関係があるというのはよくわかる。確かに胸の辺りを剣で突き刺せば大量の血液が出て死に至る。
血液が熱+湿というのもよくわかります。確かに血液は温かく湿っています。
血液が空気に対応しているというのが意外です。血液の肺循環説がヨーロッパで一般的に知られるようになるのは、ウィリアム・ハーベーが1628年に血液循環説を発表してからで、その時はガレノス説に固執した保守的な医者や学者に大反対されました。それでも四体液説の中で血液は心臓や空気と対応すると考えられていたのですね。
血液が春や東と結び付けられたというのはなんとなくわかる気がする。太陽は東から登り西へ沈む。また春はだんだん暖かくなってくるし、雨も多いから湿ってくる。
子牛や子羊が生まれるのも春ですね。子供のイメージで社交的、楽天的というのもわかる気がします。
黄胆汁は火、熱+乾、肝臓、夏、南、青年、黄胆汁質、熱血、野心家、短気、気難しい、巨蟹宮、獅子宮、処女宮、火星、太陽に対応している。
余は7月生まれということで獅子宮になる。
ペドロ2世は黄胆汁質の性質、熱血、野心家、短気、気難しいの全てにあてはまっています。
火星や太陽もイメージピッタリだ。アラゴンを代表する黄胆汁質の王というわけか。
黄胆汁質の王というのは、あんまりかっこいい呼び名ではない。
黄胆汁の夏、南、青年などもペドロ2世のイメージにぴったりです。
だが、黄胆汁の王というのはどうも気に入らない。
太陽の王というのはどうだ?その名前ならペドロ2世のイメージに合っているのではないか。
太陽の王ペドロ2世、おおー!、いいではないか。ヴェンツェルにしてはなかなかいいことを言う。
黄胆汁って日本語ではあまりきれいに見えないけど、体液としてはエネルギーや活力をイメージするとても大切なものだと思います。
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