第126話
文字数 417文字
「龍尾返し!」
「えいっ!」
二人で振り向きざまに剣を振りかぶって下ろした。
俺と鬼姫さんの龍の気によって、成功した龍尾返しは見事大海原の中央に一つの巨大な大穴を開けた。海底が見えるのではと思えるほどの大穴だった。
全ての海水は遥か天空へと登った。
一万歳の龍に山岩龍までもが奈落の底へと海から落ちていく。
すぐに空から巻き上げられた全長400メートルのイカや貝。天へと海水によって押し上げられた七色の魚などの豪雨が降りしきる。
「さあ、あの龍も斬りな! 武!」
隣の蓮姫さんが槍を構えながら言った。
「ええ……。え?」
俺は戸惑った。
使える幻の剣は……龍尾返しだろうか?
「武様! 頑張ってください! お見せできる技はもう全てお見せしました。武様! 幻の剣で斬るのです!」
鬼姫さんも刀を構えた。
四方の龍は魚軍や四海竜王の東龍と北龍が戦っている。
「幻の剣なら、必ず斬れます!」
ここは砂浜から少し離れた海の上。
潮風が優しく吹いていた。
「えいっ!」
二人で振り向きざまに剣を振りかぶって下ろした。
俺と鬼姫さんの龍の気によって、成功した龍尾返しは見事大海原の中央に一つの巨大な大穴を開けた。海底が見えるのではと思えるほどの大穴だった。
全ての海水は遥か天空へと登った。
一万歳の龍に山岩龍までもが奈落の底へと海から落ちていく。
すぐに空から巻き上げられた全長400メートルのイカや貝。天へと海水によって押し上げられた七色の魚などの豪雨が降りしきる。
「さあ、あの龍も斬りな! 武!」
隣の蓮姫さんが槍を構えながら言った。
「ええ……。え?」
俺は戸惑った。
使える幻の剣は……龍尾返しだろうか?
「武様! 頑張ってください! お見せできる技はもう全てお見せしました。武様! 幻の剣で斬るのです!」
鬼姫さんも刀を構えた。
四方の龍は魚軍や四海竜王の東龍と北龍が戦っている。
「幻の剣なら、必ず斬れます!」
ここは砂浜から少し離れた海の上。
潮風が優しく吹いていた。