第48話
文字数 251文字
蓮姫も天鳥船丸に乗り、湯築と話している。
「やっぱり、いい足ね」
蓮姫が湯築の足の速さに感心していた。
湯築はボリュームのある髪をかき上げてから、この船に向かって走っている武たちを見つめた。
「ええ。武はどうかしら? 蓮姫さん?」
武も足が速い。鬼姫を追い抜いて、今では先頭を走っていた。
「ふーん。鬼姫の足に敵うなんてね」
鬼姫も速いが武が上をいくようになっていた。
しんがりを走っている光姫は力をまだ秘めていそうだし、もう武たちは大丈夫であろう。私はそろそろ鳳翼学園を見なければ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)