第92話
文字数 484文字
慌てて北龍が助けに入るが、今度はタケルが剣に宿る気でツバメ返しをした。気は大気と大海ごと北龍を深く斬り裂いた。
それと同時に大海が真っ二つに割れた。ここから遥か下の陸が見えていた。二体の巨大な龍が落ちていった。
瞬く間に、海が元通りに戻るが。
奈落の底の地へと激突した東龍と北龍は、負けじとその巨体を生かして、海中を暴れ回るように浮上してきた。北龍は大量の血を流しているが、タケルに再度突進しようとした。
重症を負った東龍も最後の力を振り絞って大口を開け、タケルに迫る。
だが、すぐに轟雷が二体の龍の頭上に直撃する。
タケルが刀を振るえば、同時に地姫の轟雷が降るのである。
これには、さすがに東龍も笑っていないようだ。
東龍も北龍も決死の覚悟でタケルと地姫と戦った。
しばらくは、剣と雷が二体の龍の血を多大に流させ、時には焼き払い、ようやくタケルは二体の龍に止めを刺していた。
辺りを見回すと、龍も魚人たちも逃げ去っていた。敵陣を綺麗に退いた大海原で鬼姫たちと武士たちと自衛隊は、傷つきながらもこの戦を見事に勝ち取っていた。
それと同時に大海が真っ二つに割れた。ここから遥か下の陸が見えていた。二体の巨大な龍が落ちていった。
瞬く間に、海が元通りに戻るが。
奈落の底の地へと激突した東龍と北龍は、負けじとその巨体を生かして、海中を暴れ回るように浮上してきた。北龍は大量の血を流しているが、タケルに再度突進しようとした。
重症を負った東龍も最後の力を振り絞って大口を開け、タケルに迫る。
だが、すぐに轟雷が二体の龍の頭上に直撃する。
タケルが刀を振るえば、同時に地姫の轟雷が降るのである。
これには、さすがに東龍も笑っていないようだ。
東龍も北龍も決死の覚悟でタケルと地姫と戦った。
しばらくは、剣と雷が二体の龍の血を多大に流させ、時には焼き払い、ようやくタケルは二体の龍に止めを刺していた。
辺りを見回すと、龍も魚人たちも逃げ去っていた。敵陣を綺麗に退いた大海原で鬼姫たちと武士たちと自衛隊は、傷つきながらもこの戦を見事に勝ち取っていた。