第24話
文字数 967文字
「それでは第4試合を行います。左側……前回の大会では素晴らしい動きを見せてくれました。自称222歳、魔法剣士のレイス選手!」
拍手が起こる。そして年齢に関しては少し笑いが起きる。
「いやいや、本当に222歳なんだけど。」
このツッコミは一生続きそうだ。
「右側……前回の大会では村の力自慢を薙ぎ倒し優勝。鍬(クワ)使い、ブーモ選手!」
見るからに普通の若者って感じがする。予選を勝ち残ったからには、ある程度は出来るハズだが。
「ブーモ……ブ……モ……ブ……おお、モブ! モブキャラってヤツだな」
「じいさん、それに気付くとは。なかなかやるじゃないか」
「本選に入っても酷い名前のヤツばっかかよ」
「バトル、スタート!」
鍬を持ったヤツと戦うのは初めてだったが、不思議と緊張はしない。構えからも特に何も感じなかったからだ。
「俺の鍬を食らえ」
「ちょ、刃の方を向けて来てやがる」
1つ間違えば命の危険がある。聖剣で受け、ずらす。この感じ、小さな村か何かでの予選大会で村の力自慢に武器の力で勝利しただけか?
ある種定番である聖剣の柄での水月突きを放つ。ブーモは何の反応も出来ずに倒れた。
「決着です。レイス選手の勝利!」
「いや、楽な相手だったよ」
「おめでとうございます。ではレイス選手は控室にお戻りください」
トーナメントで何のダメージもなく1つ勝てたのは大きい。次の対戦相手である剣士は、独特な間を持っている様なヤツだった。場合によっては苦戦も有りうる。
「おめでとうございます」
「ああ、楽勝だったな」
「くじ運も実力の内ですよ」
「まあな」
「ドーンの次の相手は格闘家だったな」
「そうですね。素早さの高い強敵です」
「なるほど……良い作戦があるんだが」
「作戦? どんなんですか?」
試合はBブロックに移り、何人か強そうなヤツを見かけた。
「うおっ、あの女凄いな」
「本当ですね。空を飛びながら魔法攻撃を行うなんて。並みの魔力では出来ないですよ」
「他の奴とケタがちがうじゃないか」
「私の魔法でも中々ヒットしないかもしれませんね」
Bブロックの31番。もしかしたら最高クラスの魔法使いかもしれない。
「まあ、アイツが決勝に来たとしても対峙するのは俺だけどな」
「いえいえ、私でしょう」
そんな事を言いながら1回戦が終わる。
2回戦は第1試合がドーン。第2試合がレイスの出番だ。
拍手が起こる。そして年齢に関しては少し笑いが起きる。
「いやいや、本当に222歳なんだけど。」
このツッコミは一生続きそうだ。
「右側……前回の大会では村の力自慢を薙ぎ倒し優勝。鍬(クワ)使い、ブーモ選手!」
見るからに普通の若者って感じがする。予選を勝ち残ったからには、ある程度は出来るハズだが。
「ブーモ……ブ……モ……ブ……おお、モブ! モブキャラってヤツだな」
「じいさん、それに気付くとは。なかなかやるじゃないか」
「本選に入っても酷い名前のヤツばっかかよ」
「バトル、スタート!」
鍬を持ったヤツと戦うのは初めてだったが、不思議と緊張はしない。構えからも特に何も感じなかったからだ。
「俺の鍬を食らえ」
「ちょ、刃の方を向けて来てやがる」
1つ間違えば命の危険がある。聖剣で受け、ずらす。この感じ、小さな村か何かでの予選大会で村の力自慢に武器の力で勝利しただけか?
ある種定番である聖剣の柄での水月突きを放つ。ブーモは何の反応も出来ずに倒れた。
「決着です。レイス選手の勝利!」
「いや、楽な相手だったよ」
「おめでとうございます。ではレイス選手は控室にお戻りください」
トーナメントで何のダメージもなく1つ勝てたのは大きい。次の対戦相手である剣士は、独特な間を持っている様なヤツだった。場合によっては苦戦も有りうる。
「おめでとうございます」
「ああ、楽勝だったな」
「くじ運も実力の内ですよ」
「まあな」
「ドーンの次の相手は格闘家だったな」
「そうですね。素早さの高い強敵です」
「なるほど……良い作戦があるんだが」
「作戦? どんなんですか?」
試合はBブロックに移り、何人か強そうなヤツを見かけた。
「うおっ、あの女凄いな」
「本当ですね。空を飛びながら魔法攻撃を行うなんて。並みの魔力では出来ないですよ」
「他の奴とケタがちがうじゃないか」
「私の魔法でも中々ヒットしないかもしれませんね」
Bブロックの31番。もしかしたら最高クラスの魔法使いかもしれない。
「まあ、アイツが決勝に来たとしても対峙するのは俺だけどな」
「いえいえ、私でしょう」
そんな事を言いながら1回戦が終わる。
2回戦は第1試合がドーン。第2試合がレイスの出番だ。