第4話
文字数 776文字
力の実によるパワーアップは本当に微々たる物の様で、全く実感が湧いてこない。むしろ久し振りの実践を重ねたお陰で強くなっているのかと錯覚する。
数日後……
「あ、何か技が出来そう」
「マジか、何が出来そうなんだ?」
「クロス斬り!」
「え、それただの縦と横の連撃じゃね?」
「うるさい」
ニャン太はじじいの攻撃をかわした。
「しかも以前は普通に使ってたよな?」
「体力が無くて使えなくなってたんだよ!でも先読みの回避後にそのまま反撃出来るようにはなったんだぜ」
「へえ、それは凄いじゃんか。やるじゃん、じじい」
確かに少しづつではあるが、パワーアップしている模様。新しい技を覚えた時には成長を実感するよね?
「この調子ならいずれ、ライト斬りとかソードレインとか使えそうだな」
「魔法とかもどんどん使っていけば、強いやつも使える様になるかもな」
「勇者である俺も、今はライトボールとヒールしか使えんからな」
「普通は歳いくと体力は衰えても精神力は上がりそうなモンだけどな」
「そういうゲームなんだよ」
「メタんじゃねえよ!」
毎日少しづつ倒せるスライムの数が増えてきた。洞窟に居るゴブリンもいけるんじゃないだろうか?
「武術大会まであと1ヶ月ないからな。頑張らないと!」
「何だ、本気で出ようとしてたのかよ?」
「モチロンだ。今でも普通のじじいよりは強い!」
「普通のじじいは大会に出ねえよ」
毎日スライムを倒して力の実を使用し、庭でニャン太と戦いボコられる日が続く。大会に出たとして、組み合わせによっては1回くらい勝てそうかもしれない。
「そういえば、奥義が全く使えそうな気がしないんだが?」
「アンタの奥義は結構MP食うしな。派手なんばかり習得したからだよ」
「だってその方が恰好良いじゃん」
「4つも習得したけど、どれもまだ無理じゃね?」
「ぐむむ……悔しい!」
「まあ焦るなって。じじいなんだし」
数日後……
「あ、何か技が出来そう」
「マジか、何が出来そうなんだ?」
「クロス斬り!」
「え、それただの縦と横の連撃じゃね?」
「うるさい」
ニャン太はじじいの攻撃をかわした。
「しかも以前は普通に使ってたよな?」
「体力が無くて使えなくなってたんだよ!でも先読みの回避後にそのまま反撃出来るようにはなったんだぜ」
「へえ、それは凄いじゃんか。やるじゃん、じじい」
確かに少しづつではあるが、パワーアップしている模様。新しい技を覚えた時には成長を実感するよね?
「この調子ならいずれ、ライト斬りとかソードレインとか使えそうだな」
「魔法とかもどんどん使っていけば、強いやつも使える様になるかもな」
「勇者である俺も、今はライトボールとヒールしか使えんからな」
「普通は歳いくと体力は衰えても精神力は上がりそうなモンだけどな」
「そういうゲームなんだよ」
「メタんじゃねえよ!」
毎日少しづつ倒せるスライムの数が増えてきた。洞窟に居るゴブリンもいけるんじゃないだろうか?
「武術大会まであと1ヶ月ないからな。頑張らないと!」
「何だ、本気で出ようとしてたのかよ?」
「モチロンだ。今でも普通のじじいよりは強い!」
「普通のじじいは大会に出ねえよ」
毎日スライムを倒して力の実を使用し、庭でニャン太と戦いボコられる日が続く。大会に出たとして、組み合わせによっては1回くらい勝てそうかもしれない。
「そういえば、奥義が全く使えそうな気がしないんだが?」
「アンタの奥義は結構MP食うしな。派手なんばかり習得したからだよ」
「だってその方が恰好良いじゃん」
「4つも習得したけど、どれもまだ無理じゃね?」
「ぐむむ……悔しい!」
「まあ焦るなって。じじいなんだし」