エピローグ その行方(4)時の忘れもの

文字数 154文字

 4 時の忘れもの

 いよいよ結婚披露パーティがスタートという時だった。
 会場に新郎新婦が姿を見せて、用意された席までゆっくり歩いて行くという、唯一披露宴らしい演出の真っ最中だ。
 いきなり携帯の着信音が鳴り出して、美津子は慌てて二人を迎える列から外れる。
 見れば原裕治からの着信で、彼女は出るなり声にしたのだ。

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