☆. Release Program Activate 今やっとこ。

文字数 4,082文字

【道徳力】なる概念をGは語っている。この力は教育と遺伝に基づくものであると。
*(あと二つ、体力と精神/意志力がある)。道徳力は、形成されるのに長期間を要し、
変えることは非常に困難であるとのこと...。これの訓練として表された内容からこの
タームにどんな意味が託されているかが分かる。

ある人が私を侮辱する。私はその人を許せないのだが、怒りに私の全身が染まらない
ように努力をする(感情との自己同一化を阻む)。あるいは...私は○○○の人々の容姿
が嫌いで、見れば嫌悪感を感じてしまう。そこで、この感情/思いに囚われないように
即座の努力をする。問題は[あちら]にも[こちら]にも特段あるわけではないのが
真実なのだ。この機械的な反射反応を引き起こす【関係性】 。これへの無自覚/無理解、
そしていざ作用が起こってしまった時の自分の無力さにこそ問題はある。

要は渦中において、感情への制御を行いうる力が道徳力なのだ。
当然に、ことが進行中においての努力によらなければこの力は獲得されない。
それも長期に渡る上での話だそうだ。また難しいのは、怒ることが正しい場合は、
そうあれなければならないといった課題も同時にある。これの獲得による報酬は
大きい。関係性における自由度が手に入ることとなる。とても楽になる。


次、道徳①と倫理②において...:

「違いが、分かる人っ?」。「誰も手を挙げない?...」。「じゃあ、岩波くん!」。

①:人倫のみち。実際道徳の規範となる原理。倫理学の略。

②:或る社会で、その成員の社会に対する、或いは成員相互間の行為を規制するもの
として、一般に承認されている規範の総体。法律のような外面的強制力を伴うもので
はなく、個人の内面的なもの。(KK 機械じかけの夢、第8章より)

KKは、秘教としての①の価値観が、公教としての②に簒奪されてしまっている事態の
証として広辞典(第二版)から上の内容を上げる。『救い難い混乱』だそうだ。
確かにはっきりした区分けは認められない。*彼は鬼神の如き知性と気性の持ち主で
ある...。

ボクとしては、①は個人の選択、管理圏内のものであり、②は同内容のいくばかりか
を共同体においての価値として拡大、(ソフトな)共有ルールとしたものと理解して
います。

道徳と言われているものは、自分が自分に対して行わせるものでしかない。
ここでの力量差が各個人で違ってくるのは当然。改めてGは否定的な感情反応に
おける制御を道徳力と呼ぶことを思い出していただきたい。
その渦中における奮闘は、やがては《中和力》を、その場に招き入れることともなる。

かって知識としてしかなかった教えが、初めてその価値を体験として理解される現象が
起こる。例えば、そのドラマの、後の進展において不思議と理想的な状態に落ち着いた
りとか。渦中においては主の言葉だけが想い抱かれていた。例えば、あとに残されたも
の(例えば作品)を確認すると、何やら『満足』が自分の中に湧き起こってくるのが認
められたりとか。*(第三の力とは何かが分かるまでにボクは大分時間がかかった)。

閑話休題、個人の選択、管理権内のものである以上、外からの強制力は一切ありえな
い。また逆に、自身の道徳力の強弱を、外に向かってどうこう訴えることもできない。
その審判者にして実行の当事者は『良心』なのだ。これを養い育てることが個人課題と
してあるだけ。その価値はそれ自体、個人の内においてのみで、既に完結している。
つまりは、◻️と個人との関係においてのみの重要ごとな話しだけ。


次、人を裁くことは誰にもできないことなのかもしれない.....:

抜粋:Imitation of Christ 2:18, [意訳:ByMe]
『万一、もし誰かが公然と罪を犯したり、あるいは【墓所へと直行】ともいうべき
罪を犯すのを見たとしても、自分を彼よりもマシな存在であるなどと思ってはならな
い。いつまで今ある安泰な状態が続くのかをお前は知らないのだから。
私たちはみんな脆い。だが、自分より脆いものは他にはいないと知れ!』
If you should see another person sin openly or commit some grave wrong, still you should not think yourself a better person by comparison, for you do not know how long you may remain in a good state. We are all frail, but think no one more frail than yourself.

抜粋:京極夏彦 魍魎の匣 より
「彼らと一般人を分かつものはそれが可能な状況や環境が訪れるか否かの一点に
 かかっている」。
「それは、通り物みたいな狂おしい瞬間の心の振幅で成立する。
 久保はたまたまそれと出会ってしまったのさ、それだけだ」。

抜粋:I AM THAT, Chap. 36, P.175 より
『あなたは人生最後の日まで、この危険と死の世界で食事と住居のために競わなけれ
 ばならず、身体にしがみつき、その必要なもののために戦い、その安全を求めなけ
 ればならない。動物の視点からみれば、殺される事は最悪の死の形態ではない。
 病死や老衰よりはむしろ願わしいものなのだ。残酷さは事実の中にではなく、
 動機の中にある。殺す事は、殺されたものではなく、殺した人を傷つけるのだ』。

以上、三つの抜粋で何を語ろうとしているのか...。
前に、「動物の生態について、よく理解しておかなければならない」などと偉そうな
ことを言っている。アフリカのサバンナのドキュメンタリーなんかでよくやっている。
人の獲物であろうが、なんであろうが関係ない。こちらの腹具合によっては、力づくで
も奪い取るのが当たり前。「道徳」の介在する余地など、あり得よう訳がない。
そして、人間の場合では、さらにタチが悪くなる。
妬み嫉み嫉妬から必要以上に奪うことが、甲斐とまでなってしまうこともある。
強欲。「もっと〜もっと〜」がその特徴だ...。
「なんだ?、この傾向性は?」。「どこで発生した?!」。

基本、分からないものではない。貧すれば窮するで、自分も条件が整えば容易くそう
なってしまうのは間違いのない話。そうならないないで済んでいることに感謝をしな
ければならないだけ。だから!...、「裁いてはいけない!」「怨んではいけない!!」
「呪ってはいけない!!!」。もし問題があるならば、あとは法律に任せればいい。
実は、裁きそのものは既に完了してはいるのだ...。

むしろ3番目の抜粋が肝要だ。行いに何がしかの喜びが占めた場合には悪い癖が発生
してしまう。パターンが刻まれて、また似たようなことをやってしまうこととなる。
他方、金銭なんかの場合は、生き金としての使い方ができず、あぶく銭としてしまう
こととなる。共に、やがては、いつかは、怖いこととなる可能性が非常に高い。
だからこそ、「改まりますように」と祈ってあげなきゃなんない(*)。

心強いのは、これを聞いてくださる方がおられることです。
この方は『生きているもの』の神なのですから。


追記:

精神力においての示唆は、「それ」が考えないようにすることだそうです。
「それ」が考えることが善であろうと悪であろうと、幾度となくそれを止める。
*自分自身ではなくて「それ」が考えているとするところがミソ。
体力においては、無駄な筋肉の緊張を自覚して、これをなくす必要がある。
心身相関で心のありようで緊張とは密接な関係がある。実はとても難しい。

「父ちゃん、母ちゃんに、ありがとうございました」。アイツらにも「ありがとう」。

ドストエフスキーの「悪霊」よりの抜粋も入れたかった。本自体がない...。
「スタヴローギンの告白」に際して、チホンは語が語るライン...。
善良なるクリスチャンは「ただ」うな垂れて十字を切るに留まるみたいな話。
要は了解されているのだ。ことの避けようのなさを...。
自分が当事者にならなかったことに感謝をしている情景なのだ。
立ち読み:「清い人の場合、(人のスキャンダルを聞き)知れば、その内容を恐れ、
自分を責める」の部分かな...。責めるのは、同じ罪の衝動が自身にも認められる故に。

しゃべログに上げたんだけど、こっちにも入れておこう。あるニュースがあった。
『おばあちゃんライオンに「たてがみ」が生えてきた。
 動物園に暮らす18歳、原因は不明!』。
静かに笑いがこみ上げてくる。そうそう、あの人にも生えてきた生えてきてたwww。
ずっと不思議だったのは、なんであんな似合わないパーマだったんだろう?。
多分,めんど臭いのが嫌だったんだろうな〜。

どこの国に行っても、自然とそれを評価する文化は醸造されてはいる。例えば「あの人
は人間ができてはるわ〜」とか。これも知る人のみが知る人物評価の尺度。

引用多すぎ。BAN に引っかかるのかな〜?。かなりしんどい作業なんだけど。

Miharu Koshi 、[ラブ・ステップ] が、始まる。

誰に向けて、ボクは書いているのだろう???

当然に、あの命にさ。

『私はピアノ』、『そんなヒロシに騙されて』、原由子を聴きながら...。

今晩は、ボトル一本空けたさ。

「あっ」、 Sheila E による「あの日にかえりたい 」が始まった..。

そして、いしだあゆみの「太陽は泣いている」で終わる..かと思えば、

UAの「情熱」が、始まってしまう。もう寝よう...。




蛇足:(*)実際は 「あんまり酷い目にあわさないでやって下さい」。
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