☆. Anima Christi アニマ クリスティ。

文字数 1,837文字

【ANIMA Christi】:作者不明

ANIMA Christi, sanctifica me.

『アニマ クリスティ、サンクティフィカ メ』
願わくは、キリストの御魂、われを聖ならしめ


Corpus Christi, salva me.

『コルプス クリスティ、サルヴァ メ』

キリストの御身体、われを救い


Sanguis Christi, inebria me.

『サングイス クリスティ、イネブリア メ』

キリストの御血、われを酔わしめ


Aqua lateris Christi, lava me.

『アクァ ラテリス クリスティ、ラヴァ メ』。

御脇腹から流れし水、われを洗い潔め


Passio Christi, conforta me.

『パッシオ クリスティ、コンフォルタ メ』。
キリストの御受難、われを強め給んことを。


O bone Iesu, exaudi me.

『オー ボネ イエズー、エグザウディ メ』
おお、慈愛深きイエズス、わが願いを聞きいれ


Intra tua vulnera absconde me.

『イントゥラ トゥア ヴルネラ アブスコンディ メ』。

御身の傷の中にわれを隠し給え。


Ne permittas me separari a te.

『ネ ペルミッタス メ セパラーリ ア テ』

御身より離るることを許し給わず


Ab hoste maligno defende me.

『アップ ホステ マリーニョ デフェンデ メ』。

悪魔の罠よりわれを護り給え。


In hora mortis meae voca me.

『イン ホラ モルティス メエ ヴォカ メ』

臨終のときに、われを招き


Et iube me venire ad te,

『エト ユベ メ ヴェニーレ アド テ』
御身の許にいたらしめ

Ut cum Sanctis tuis laudem te

『ウット クム サンクティス トゥイス ラウデム テ
』
諸聖人らと共に御身を賛美するを得さしめ給え


in saecula saeculorum.

『イン セクラ セクロールム』。

世々に至るまで、永遠に。


Amen. 

+++++++++++++++++++++++++++++

補記:

聖イグナチオ作ではないそうです。すでに存在していた。父なる神への祈りはイエスご自身が教えてくださいました。やがて[イエスへの祈り]が後世に現れてきたのです。これは必要で、しごく当たり前のことだったと思います。少しだけ改訳しました。

さらには、聖霊への祈りとしてもあったのが、Tri-amazikamno (神聖なる力への祈り)のもの達だったのかも知れません。『聖霊』とは、中和力、サットッヴァ(Sattva)そして旧約におけるソフィアとして語られる[何か]なのだと思っています。知覚不能の存在。

皆様へはご紹介まで。

MAGMAに"Klaus Kombalad" (1972) なる曲がある。シングルのみの作品(4:27)。
朗読の繰り返しのバックでこれを流すのが好きです。
日本語で淡々とゆっくり繰り返す...。
https://www.youtube.com/watch?v=xpYBnJOX07E


追記23/07/27


Passio Christi, conforta me.

『パッシオ クリスティ、コンフォルタ メ』。
キリストの御受難、われを強め給んことを。

conforta..このスパニッシュの意味は、英語の comfort になる。
ならば、この先行する訳はおかしいことになる。
少し意訳に過ぎるような…。

基本的には「楽になる「気楽にする」の意味で、ならばことの対象は贖罪を自分に代わって
果たしてくれた、罪を帳消しにしてくれたの部分が、念頭に置かれているのではないのか…。

では、正しい訳としてはどうなるか?。

キリストによりてのご受難、我(の罪)を癒やし給え!ってことぐらいになんではないのか。

ずばりストレートでは、「我が背負ってある罪を、それによる罪悪感を、取り払い給え!」

結果、たいへん楽になったと、救われたと……。



蛇足:

『サングイスクリスティイネブリアメ』の繰り返しのもと、ボクは一時、”古酒” を山ほど買ってきて、山ほど飲みました。ブランディー、コニャックにアルマニャック。ぶどう酒関係の強いのばっか!。

ローマ字読みで覚えたので、今更正しい発音を覚え直すのはボクには無理。
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