☆. Virtual Diary ある営業マンの日記。
文字数 691文字
仮想日記の体裁で、「こんな会社はすごくいい」をやってみた。
”彼”になり代わっての自動書記である。
注1:彼は感覚主体の人間なので、中身はありません。
【ある営業マンの日記】
今日、◯○◯を訪問する。新規の訪問だった。
不思議な印象があった。
入口を入ったとたん、なにかショックのようなものを感じた。
目眩を瞬間覚えたのだ。空間の断絶とでも言うべきか。
外との違いを体感として確かにおぼえた。
気のせいだと思う。
内線で担当者を呼ぶ。奥へ通された。
途中、事務局の部屋を通り、来客室に入った。
そこまでの短い移動で、またおかしな印象を持った。
異常に静かなのだ...。
だが、声はあった。笑い声も聞こえた。たしかに話はしている。
しかし、あの“静けさ”が記憶に残る。
そうだ、まるで深き水を運ぶ水路のような...。
昔住んでた京都でこの情景を見たおぼえがある。
奔流でありながら、小さな鈴の音ていどの水音しかそこにはない。
私はしゃがみ込んでいつまでも見飽きることはなかった。
商談は簡単だった。
私はおいしいお茶をいただいた。
相手をしてくれた人にも好印象がもてた。
慇懃に言葉少なく、しかし私の話しのすべてを聴いてくれたのだ。
今、自宅でこうして思い返してみるのだが、あの会社とは関係を持ったほうがいい。
いや、絶対に関係を結ぶべきだと個人的に確信する。
久しぶりにやる気がおこる。
〈了〉
注2:彼は観葉植物のリース会社の営業マンです。(w)。
迷いなく流れる河のように...。
”彼”になり代わっての自動書記である。
注1:彼は感覚主体の人間なので、中身はありません。
【ある営業マンの日記】
今日、◯○◯を訪問する。新規の訪問だった。
不思議な印象があった。
入口を入ったとたん、なにかショックのようなものを感じた。
目眩を瞬間覚えたのだ。空間の断絶とでも言うべきか。
外との違いを体感として確かにおぼえた。
気のせいだと思う。
内線で担当者を呼ぶ。奥へ通された。
途中、事務局の部屋を通り、来客室に入った。
そこまでの短い移動で、またおかしな印象を持った。
異常に静かなのだ...。
だが、声はあった。笑い声も聞こえた。たしかに話はしている。
しかし、あの“静けさ”が記憶に残る。
そうだ、まるで深き水を運ぶ水路のような...。
昔住んでた京都でこの情景を見たおぼえがある。
奔流でありながら、小さな鈴の音ていどの水音しかそこにはない。
私はしゃがみ込んでいつまでも見飽きることはなかった。
商談は簡単だった。
私はおいしいお茶をいただいた。
相手をしてくれた人にも好印象がもてた。
慇懃に言葉少なく、しかし私の話しのすべてを聴いてくれたのだ。
今、自宅でこうして思い返してみるのだが、あの会社とは関係を持ったほうがいい。
いや、絶対に関係を結ぶべきだと個人的に確信する。
久しぶりにやる気がおこる。
〈了〉
注2:彼は観葉植物のリース会社の営業マンです。(w)。
迷いなく流れる河のように...。