17. Beelzebub’s Tales 神聖舞踊。

文字数 1,768文字

  1990.8に、通称[The Book]と呼ばれる、(G)本人よる執筆が、浅井雅志氏によって訳され出版された(ボクの京都時代に)。四条河原町の、とある一角にセレクトショップがあった。小さなお店で、アーティスティックな雑貨、写真集、そして’曲者本’ばかりがおかれていた。「こういう店でものを買うことはないな」と思っていた。*[きわもの]ばっかじゃん...。一抹の不安をもちながらも、ここで〈 Beelze 〉を購入してしまう。それから間もなく、浅井氏がこの本の出版記念として”G”のもたらしたダンス”神聖舞踊”のパフォーマンスをここ京都で行うとのことを知る。当然に見に行った。場所は四条河原町の一角だったのではないか..。小さなスタジオだった。ボクは最前列にいた。正直、ボクの感情は高まる期待で滑稽なまでに揺れ動いていた。特に開演が始まるでが、恥ずかしい程に不安定だった。だって、仕方がないではないか...、あのFragments の訳業のみならず、The Book までもをこなされた方が、もうすぐ目の前に登場されるのだから。緞帳(どんちょう)はなかった。目の前がいきなり地続きのステージだった。背景には大きな[エニアグラム]が掛けられていた。現れた本氏は、おそらくボクからのものであろう、オカシな落ち着きのない放射を即座に感じら取られて、少しの厳しい腕の動きで、それを捌き祓われてしまう。一瞬の挙動であった。パフォーマンスは、奥様と思われる女性の方とおそらくイーデンウセストの皆様方とを合わせてで行われた。

  ここで、見たパフォーマンスにおいて語ることはしないでおきます。ヨウツベに沢山上がっているので参照を各自がすればいい。あの本においては少しボクの[体験]を残しておこう。「あ〜、そういうことなのか!」と理解する自分があったのだが、それは[読んでいるボク]ではなかった。だから語れない。*だたし、これは28歳時点でのボクの体験ではあります。

脱線:[11.3 Contemplation 夜風の中から]は、実は〈 Beelze 〉風を目指したものでした。では、同じく何かを埋め込んだのか?。ボク個人にとっては[彼女が霊体として訪れてくれた]と言う事実が、一番著さずにはおれないことだった。だから[夜風の中から]がサブタイトルになっている。*あの歌自体は捨てられた男の恨み節(の体)であり、タイトルとして実はしっくりきてはいる。彼女は最後の別れをしに来てくれたのだと思う。大体、人が饒舌になる時は何かを誤摩化したい、気をそらせたい時が多いですよね。当然な話ですが、Gがあの本に埋め込んだものとは比べようもない瑣末な内容なので、同じようには間違っても考えないで下さい。あっちは、もっと遥かに人類にとっての重要事なのだろうなと思います。追記:あの歌は、男が実は姉さんで、女が男でしょうね...。


  数年後、ボクは浅井先生に出版社を通してお便りをする。内容は、本トークの極端な要約で、さらにはグループを運営されているのならば、是非に参加をしたいといったお願いだった。先生は、ご返信をして下さった。現在はグループは解散状態であること、しかしそのうちにまた始めたいとの思いはあること、その機会があればお声をかけますので、それまではご自身にてワークを続けて下さいといった内容であった。相性というものがあるので何とも言えないが、ボクの直に本氏を見た上での印象は、”G”における専門家としては信頼がおける方だと思った。知性派でありながら、なかなかの無頼派としての顔もお持ちのようで好きなタイプである。大変興味を持てる方だった。たいへん若く見えた。


Re: オイリュトミー

  ある日曜日、河原町通りにある府立文化芸術会館の前を通りかかった。〈招魂のオイリュトミー〉との大きな看板が目についた。パフォーマンスがあるとのことだった。入ってみた。笠井叡氏によるものだった。出てきてから、「招魂されても〜た」と一人はしゃぎ浮かれていた。

追記:
シュタイナーはボクには合いません。
笠井叡氏はかっては天使論のタイトルでGに関しての著作をされている。
ボクには(持ってはいるけど)読めません。難しすぎる。
これも相性である。




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