0. Meta Fiction 保険三昧。

文字数 6,160文字

これから描こうとしている内容においては心配に思うことがある。
なので、ここで、お断りを先にさせといていただこう。

語る内容においては、非難、批判、告発 糾弾等が目的では絶対にございません。
ましてや、ご縁あった利用者がたを貶めるようなつもりは毛頭ありません。
どうか以上を朧げなれど、ご了承しておいて頂けますようお願い申し上げます。

登場される方々、また、その状況は、『例外的』なものであったとお考え下さいませ。
どこもかしこも同じであろうなどとは、決して、絶対に、露ほどとも思われませんように
お願い申し上げます。

採用が叶った施設は、どこも、[空室]をとにかく埋めることばかり考えておられていた。
どんな[利用者]であっても構わない。気にしない。稼ぎとしての[IN]が何はさておき
大事。方策として、他所が断ってた[利用者]を、あえて、かき集められていた。
あとは知ったこっちゃねえ〜現場のヘルパーどもが何とかする。それがアイツらの仕事だ!。

だから!例外的な、特例的な、常識外れの、シチュエーションが成立しえてたのだ...。

大体、俄ヘルパーを、あえて雇う事業所などな〜い。
安全に関しての高い意識、そして確かな技量が求められる職種である。
こういったものは場数を踏む以外に獲得はされはしない。

あえて雇うなら、何らかの事情がそこに潜んでいるのは間違いのない話。
何故かヒトが集まらない。労基なんぞ怖ない。抜け道はなんぼでもあるわ〜い。
資格なくともかまへん。採用せい。奴らを遊ばせるなー。管理って何や?それ...。


もう一つ、別の『核心的な事情」としては、『全ては天によるご采配だった』があります。
こっちに重心をおいて、ことは語られんとしているのだと、ご認識を乞い願います。
ここんとこを、どうぞお忘れなきようお願い申し上げます。

目標は、いかなる内容が『忌』『厭』『嫌』『辛』として彼奴が味わうに最適であるか。
展望は限界をやや越えて、目一杯、長期で、一生忘れることのできないないもの足り得るか。
しかし、これらはすべて、愛ゆえの『贈り物』として準備された以外の何ものでもなかったのです!。

よって、ここからのエピは、ある意味〈フィクション〉であるとも言える。(メタ付きのである*1)

その実際の内容は、とんでもない利用者達との関係(*2)。また、あまり感心しない同僚との協働。「エゴ」と「エゴ」とのぶつかり合い、軋轢がミソである。そして、サイドストーリーとしては経済的な危機が緩急つけながら続き、高まり、やがてはアウトまでいってしまう...。

繰り返します。語ることにおいて、非難、批判、告発 糾弾等は絶対に目的ではございま
せん。ましてや、ご縁賜った利用者方を貶めるようなつもりは毛頭ありません。
どうか以上をご了解しておいて頂けますよう改めて渾身のお願いとして申し上げます。

では、最後までどうかよろしく、ごゆるりと、お付き合いの程を…。


追記:

役者様たちのご努力を無にしない為にも、
【偏見】そのまま、【主観】バリバリ、【臆見】上等で、記述させて頂こうと思います。
皆様の名演技を讃え、『主』の偉大さを、畏るるべきを、誉め讃えんが為にも!。

++++++++++++++++++++++++++++++++++


緒言:

老いることは誰も避けられない。
その衰え方は、誰しもが皆同じというわけではない。
大きくは一緒だが、実態はみんなかなりに違う。

ある時、突然に、変化は起こり、誰もが「まさか?!」と驚くこととなる。
これまでの生き方が影響してきているのは間違いない。
以後の内容はすべて、トーカー自身の実体験と観察に基づいての”独断”と”偏見”である。


Re: 恐怖の正体。解答編。

何のコタ〜ない、『事故』だ。転けて骨折ったとか、喉詰まらせたとか、風呂で溺れたとか、そんなこと。ただ、改めて認識してもらいたいのは、高齢者は非常に脆く、壊れやすい状態にあるということだ。まるでガラス細工の如くフラジャイルである。小事であっても、すぐさま大事へと発展していってしまう。

” You know what I mean〜 ” である。


①人間は[動物]である。動くのが当然のものである。

実は、人体を動かしている[もの]の正体は不明だ。
殆ど勝手に動いて(くれて)いるのだが、当人は自分が動かしているのだと信じて疑わない。
「反射反応」などと、そんなありきたりの、生易しい言葉で片付けられるものではない。
不随意にして自動の「連合無意識群」ぐらいが、まあまあ妥当か?と個人的には思う。

②高齢になると人体は脆くなる。動きも思うようにいかなくなる。

原因は人体を構成している物質が劣化していってるためだろう。
先の「連合無意識群」にも同じく変化が起きる。
自動性の「パフォーマンス」が、ある時を境に、突然「ガクン」と落ちてしまう。

「群」を構成する要員が急激に減った、抜け落ちたような気がする。更に、統制自体も
ある時期から何やら危うげなものとなった。質的な低下が著しい。体が重く感じる。
短期記憶の低下。自制心が効かなくなってきた。勘が悪くなった。物をよく落とす。
ぶつける。ぶつかる。細かな汚れに神経質になった(*3)。イライラ感が募る。
信号待ちが辛い。前よりせっかちになってる。レジ待ちがえらく辛く感じる。
左顔面の痙攣は不定期にではあるが、より激しく、より煩わしいものとなってきている。

ホルモンの欠如、バランスの崩壊が更年期障害の原因であるとどこかで聞いた。
そんで、誰かさんは、命の母Aを「分からん」と飲んでいるw。

こういった変化に気づく「意識」も、肉体の「物質性」に基づいて成立するものである。
だからか、意識自体も、やはり影響を多少とも受けざる得ない。(*4)

ここで、改めて記しておきたいのは、滅ぼさんとして努力してきたアレのことだ。
何の改善もされておらず、むしろ強力にその存在を現してきている。それも時を追うごとに。
丁度、ヘルパーをやめた時期と同じくして始まり、そのタチの悪さが加速度的に増してきている。その悪辣ぶりは自分でも絶望するほどのものである。

これまでの成果と呼べるものがあるとするならば、「クッキリ」と分離されたものとして、
認識されるようになったはある。以前よりも明らかに距離感があり対象化できている。
同一化する事は殆ど瞬間でしかなくなり、気づいたら、すぐ切れる。でもこれは、完全な消滅ではまったくなく、時を置けばまた何処よりか強力に立ち現れてはきてしまうのだが...。

絶対に『思考を交えず』『介在させず』に対処することが正解のようだ。また、力比べをすることなく、ただ無視する、消えるに任せるがいいみたい。冷静に、落ち着いて、ただ在る、が最適のガイドライン。ここでも、『悪と戦うことなかれ』が有効なのだろう。矛盾するが、なんらかの力の用いようが判り、中和して消し去ることもできるようにもなっている。中々に集中とテクニックがいる...(*6)。


特記事項としては、何と、反映として、こちらの本体が明確に確認できるようになった。
言葉にするならば、無色透明。確固たる存在など全くない。抵抗として働く対象があるから
こそ、結果として此方に気づく、結ぶことができる、なのかもしれない。

しかし、絶望感は半端なく個人的には持たれる。どれだけの奮闘が過去あったことか。
殆どの自由時間は練ることに費やされてきたのに...。
やはり何らかの●を経ることなくしては決定的な変化は起こらんのだろうなと思う...。

古代より伝えられし教えが、Gによって紹介されている:

『人は生まれるであろうが、生まれる為にはまず死ななければならない、
   そして死ぬ為にはまず目を覚まさなければならない』
『人は目覚めた時死ぬことができる。死んだ時彼は生まれることができる』
 これらが意味するものを我々は突き止めなければならない。 (Fragmentts, 邦訳、P338)

禅宗においては一言、『大死一番』。

マハラジの言葉としてならば、『意識と無意識がひとつになる』とある。
『いかなるものも、変化するためには朦朧とした状態と消滅を、死を通らなければならない。
 死ぬことを拒むものは再誕生できない。』(I AM, pp.424&425)


③老齢期の特徴としては「社会的な存在が失われる」がある。

ある種、自分が長く構築してきた馴染みの「プログラム」が(殆ど)無用、無効、失効と
なってしまう。結果、危機的状況に陥ることは避けられない。(OSのないPCが誰かさんの
好みの例え)更に、これに追い打ちをかけるようにして上記の劣化と混乱が生じてくる。

極極極、稀な、少数のケースとして、けったいな存在が人格として立ち現れてくるように思える。それは、まるで古には妖怪と称され、長く語り継がれてきたようなモノ達が、である。
深みに潜んでいたかのような、「怪しの存在」とでも言うべき「業」のフレームが、表面に
浮上してくる。人によっては、これがこれまでの人格と入れ替わり全くの主導権を握って
しまう。まるで、その人間を乗っ取ったかのようにして…。

説得を聞かない、意味不明の動機で動く、我意をトコトン押し通してくる。我儘、自分勝手、周りへの配慮が一切失われている。仕えられて当然の権利意識。ご自身を、なにか公的な被害者の立場として捉えられているのかも知れない。ヘルパーを単なる下働きとしか見てない。
戦前の「奉公人制度」の伝統が影をさしてやいないだろうか?...。

結果こちらは自衛として、プレッシャーを醸し出すことになる。ヘルパーも人間なのだから。
つまらない人間であればあるほどプライドは高い(これトーカーのことね!)。
存在論的な、その深みの怪しきが故に、十字架かざして、お経読みながら対応するに迫られルー。

④補償が、金銭の償いとして起こることが一番怖い。

もし転倒なことになったら即入院である。老人の骨は折れやすいのだ。そして、みんな何故だか体重だけはしっかりとある。(筋力は、苦しめないと強くはならないし、保持もされはしない。)

入院なんてことになったらそこでの生活で、えらく筋力を落としてくるのは間違いのない話。
退院して帰ってきても寝たきり状態にになってたりする(*5)。もうそうなったら世話を
するのが大変な話になってしまう。もう、悪循環しか待っていない。

例)ベッドの上に海馬がいるー。食うこと寝ること以外何もしないー。テレビ見てるだけー...。

転倒に表される「事故」。そして、それに続く「補償」。
これが恐怖の真打である。よって、原因についてと責任の所在が厳密に問われてくる。

本来身内ならば(家族ならば)起こりえないであろう話しにまで発展することさえある。
赤の他人が原因であるが為に、事は大ごとになってしまいやすいのかも知れない。
最後のご奉公としての大任を背負わされてしまうことにさえなってしまうのかも知れない。
(蕁麻疹でてくる…)

これは保険制度の枠内で現場が機能していることによる。究極的には『人命』に関わってくる
ので、介護はそれは神経質なものにならざるを得ないのだ。もし、ことが起こったらば事故に
至る経緯において、しっかり追確認される必要が起こってくる。責任に関して、厳正に、明確にされねばならない。だから、恐ろしく細かに、緻密に、不必要なまでに、記録を残すことが義務付けされている。

現場に負担かけたって、いい加減な、上部繕いの情報しか残されないのに…。
●ばっかなのに...。すべて事後の、後付けの記述でしかないのに...。
客観的な真実の記録たり得るわけがない。

とどのつまりは、ヘルパー個人に責任押し着せ。そしてトカゲの尻尾切り。
これが業界としての禊。理にして鉄の掟なり。「死して(Helperの)屍拾う者なし」。

域外より、上空遥かより、現場を管理/制御しようとするならば、規則で雁字搦めにするしか
ないんだろうな。世間で何らかの事件が起こるたび、より細かな、更にどうでもいいと思わ
れる事柄の記録が増やされてた。そして、現場からは憤りと悲鳴が上げられることとなる。
ただ煩雑にして「無意味やー!」と。

厚生省のガイドラインに沿って、とにかく現場に仕事をさせるのが、会社の主たる管理業務であった。そこに有効性やら意義があるか?などどうでもよかったのだ。
御上、絶対至上主義が唯一大事とされるガバナンスであった。



まとめ:

高齢者の方々には助けが必要である。

側で介助してあげれば大概のことは叶う。

でも、これも二者間における協調と協力、「信頼関係」があったればの話し。

ご高齢者の手を引いてお孫さんが歩いているのは見るのには誠に微笑ましい限りである。』



*1)今更、別物立てて、『アハハの崇太郎』(ファンタジー・ジャンル)をやる訳にも
  いくまい!?。メタフィクションなるタイトルの由来はここにある。
*2)業界の隠語として使われる「問題児」ばかり。演出としては冴え冴えの内容だった。
  よくもまあ、これだけの名優連を揃へられたな?と感嘆するばかり…。流石は天だ。
  究極の勝手は天上人なりし人々。意識は彼方へ、されど生きた肉体はここ現実に捨てて
  行かれる。
*3)家族が、他人が、同じくしなくとも、それは構わない。気にしないでおれる。
  これは救われる。シルバー人材の方々はそうもいかず、叱り倒している。
  ペット「潰してから入れんかい!」と。
*4)物質性を超えたケスジャン体の析出を叶えた者は、かなりこの悪影響から免れることが
  可能になる。死亡してから医学解剖すると医者が驚く。「何でこんな体で生きてられた
  のか?」と…。
*5)施設としての目的が違うから。基本、ちゃんとしたリハビリしといてくれてる病院は
  少ない。
*1)需要があればやる。とりあえず次回は Just a Fiction なのでお遊びしてみよう...。
  時代劇風になる。*Just altered に名称変更する。4/25(2019)
*6)前に語った。前方に落ちて、尾骶骨から腹底を通り、エネルギーだけとなって上昇し、
  最後に自己意識をゼロから頭蓋内にて結び直す。これを小さな死と呼んでいる。
  度胸とそれなりの意思力がないとできない。気合だ!気合だ!気合だ!www。
*?)Gは間違いなく成し遂げている。誰においても下位が上位を批判しちゃ〜いかんよ。
   できまい?。自分より上は、すべて評価は叶わない。
*?)あまりに攻勢が激しくなってきたので洗礼を受けることにした。
   昨年末から助走に入り、来月に実施される。この計画自体が変化を呼び起こしている
   のかも知れない。

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