7. Driving Test 窓を埋めにいく。

文字数 2,130文字

  (ま)アタ〜、前々回に含める予定であった話から始めよう...。 

  Re: 門真運転試験場におけ運転技能試験(飛び込み)。

  なんと、免許の更新を忘れてしまっていたのだ!。新居など探している場合ではなかった..。通知のハガキが来ていたのだろうが全然気がつかなかった。いろいろ諸事情もあり、ぼっかり抜けてしまったのだろう。すぐに門真へと陳情に赴いたが、時すでに時遅く、免許の取り直しをせざるを得ないはめとになった。ボクにとっては、かなり厳しい試練であった。なぜなら免許を取得したのはアメリカだったからだ。あちらでの試験は、免許を取らせるためのものでしかなかた。要はメチャ簡単。日本では、それを切り替えてずっと運転してきてた。

  筆記試験、これは簡単だった。ブックオフで買ってきた、いつの出版年か分からないやつの読み込みでことは足りた。しかし、飛び込みとなる[技能試験]が難関として前に立ちはだかる。助手席に試験官が同乗するやつ。神経質で緊張しいなれば、かなりのプレッシャーに晒されての運転となる。弱いと、普段できることまで試験では失敗してしまうこととなる。*ボクは極度に弱い部類に入る。また日本における”安全”への意識のため、運転マナーにおける考課項目は細かい。ポイントが分かっていなければ、合格には絶対おぼつかない。何度も何度も落とされた。ただ悪戯に時間とお金が飛んでいくばかりだった。試験官は失点に関して、事後何も説明はしてはくれない。しかし数多の呆れ顔がすべてを語ってはくれていた...。

  「こりゃ〜」このままでは際限なく落ちてしまう。そこで、諦めて自動車教習所通いも考えてみたが、お金と時間が勿体なくて却下。「ではっ?」ということでプライベートな教習所通いをすることにした。技能試験に的を絞った指導をしてくださるところ。ここは試験場への通り道沿いにあり、これまでに何度も通り過ぎてはいた。しかし気をとめることは不思議なことに一度もなかった。途方に暮れてトボトボ歩いていると偶然目に入った。これも誠に不思議なことだった。妄想を一つ...。[ここ]は、今この時に創造されたのだ!。ここの過去の成り立ち/来歴なぞ、ただの後付けの捏造でしかない。そして、それを暴くことは絶対にかなわない!!。「これが本当の[The World]だっ!!!」。

  閑話休題、6回目ぐらいで合格となった。この時の試験ルートは、想定されてた中では一番簡単なやつだった。一箇所だけ左折で右方確認を怠ったが、幸い後続車はなかった。同乗の試験官は大きく後を振り返って見てた...。本当にラッキーだったと思う。あとは段差のショックを殺す、信号待ちのためにタイムリーに減速する等の、細かい課題を何とか無難こなすことができた。教習所で事前に叩き込まれていたことがすべて生きた。あそこの教習所の教官は元試験官をやっていた人だった。だから具体的に注意すべきポイントを各ルートにおいて熟知していた。きっと、試験官もこの背景を察してか、気前よく合格を出してくれたのだと思った。あちらの顔を立てたまでだったのかな?。

  この後五年もすると、ボクは豊中市なる場所で、車の運転を昼夜をと問わず繁盛にしなきゃならなくなります。この時に事故を起こさないように、徹底的な安全運転への意識づけをしておこうとの、ご配慮であったのだと思います。その為にとられたやり方は、息が詰まるほどのプレッシャーと恐怖に満ち満ちてはいたけのだけれど...。
最初の場外へと車を乗り出す初っ端に、猛スピードのトラックが来て、隣の試験官が急ブレーキを踏んだこともあった。即座に試験終了となる。演出強過ぎ。メリハリ効き過ぎ。とても怖かった...。『こっちの肝が縮みあがったわい』by 試験官(心の声)。

いろいろと災難が長く降りかかることになるのだが、これがそれらの始まりであった..。

「あら」本題を書く余裕がもうないわ...。

追記:

株価の先行きを読む為にチャートなるものを参考にします。高低の変化を時系列に表したグラフのようなもの。時に連続が絶たれ、隔たったポイントから連続がまた始まるという事態が起こります。この断絶を[窓]と呼びます。不思議なことに、この窓を埋めに行くがごときの挙動をチャートは見せることがあります。まるで物理現象の如く、引き寄せられるが如く。それもかなりのスパンの後で...。絶対ではありませんが、傾向性は認めざるを得ません。

さて、このことから何を言いたいのかというと、進展のプロセスにおいては、『すっ飛ばし』はできないであろうな〜ということなのです。間違いなく空いた場所は、嫌でも埋めに行かされることになる。これがいつになるかは判りませんが。人間は、すべからく平等になっています。誰もズルはできないようになっている。ただこれも、プロセスを「意識的に生きる人間」に限っての話なのかも知れませんが...。


この折ほど、真剣な思いで祈りを捧げたことはない。

必死でおぼえた注意ポイントは生涯忘れることはないだろう。

主は恵み深く、またその知恵ははかりがたい。(抜粋)
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