第126話 信じられるはずのない事実
文字数 695文字
『ねぇ…メイちゃんでしょ?』
愛羽は自分で言いながら信じられなかったが、そう思ってからは思うほど戦国原冥に見えてきてしまった。
『…やっと気づいてくれたんですか?愛羽さん。いつ名前を呼んでくれるのかずっとワクワクしてたんですよ』
そう言ってレディはネックウォーマーとカツラを取り外した。
愛羽は手で口をふさいだ。
そこにいるのは紛れもなく戦国原冥だった。
『嘘…』
伴を事故らせ、今回の全てを計画し影でずっとCRSを操ってきたのが実は転校してきた同じクラスの友達だったという事実が愛羽には当然受け入れられなかった。
つい昨日だって眩たちと引き合わせてもらったばかりだ。
普段と同じように手を振って別れたのに今こうなっていて、正直何の言葉も出ない。
『へっ、最初っからそのつもりだったってことか。どこまでも汚ねぇ奴だ!』
綺夜羅は構わず殴りにいった。だがその間に愛羽が入ってしまった。
『待って綺夜羅ちゃん!』
『~っ!なんだオイ!邪魔すんじゃねぇよ!今はこんな奴にかまってる場合じゃないんだよ!』
『分かってる…分かってるけど!1回ちゃんと話したいの!』
綺夜羅は頭をかきむしった。
(くそっ!こいつ、これが最初から狙いだったってことか!?なんてヤローだ)
『ダメだ愛羽!これはこいつの罠だぞ!こいつは最初っからこうなることが分かっててお前らに近づいたんだぞ!』
暴走愛努流、暁愛羽は敵味方問わず信頼を得、人と人との輪を作り出す元凶。
その力こそがこの計画を破綻させかねない大きな可能性。
ただ、暁愛羽の弱点は友達を大事にしすぎる所。信じるものを裏切れない性格。
彼女は友達になったボクと絶対に戦えない。
愛羽は自分で言いながら信じられなかったが、そう思ってからは思うほど戦国原冥に見えてきてしまった。
『…やっと気づいてくれたんですか?愛羽さん。いつ名前を呼んでくれるのかずっとワクワクしてたんですよ』
そう言ってレディはネックウォーマーとカツラを取り外した。
愛羽は手で口をふさいだ。
そこにいるのは紛れもなく戦国原冥だった。
『嘘…』
伴を事故らせ、今回の全てを計画し影でずっとCRSを操ってきたのが実は転校してきた同じクラスの友達だったという事実が愛羽には当然受け入れられなかった。
つい昨日だって眩たちと引き合わせてもらったばかりだ。
普段と同じように手を振って別れたのに今こうなっていて、正直何の言葉も出ない。
『へっ、最初っからそのつもりだったってことか。どこまでも汚ねぇ奴だ!』
綺夜羅は構わず殴りにいった。だがその間に愛羽が入ってしまった。
『待って綺夜羅ちゃん!』
『~っ!なんだオイ!邪魔すんじゃねぇよ!今はこんな奴にかまってる場合じゃないんだよ!』
『分かってる…分かってるけど!1回ちゃんと話したいの!』
綺夜羅は頭をかきむしった。
(くそっ!こいつ、これが最初から狙いだったってことか!?なんてヤローだ)
『ダメだ愛羽!これはこいつの罠だぞ!こいつは最初っからこうなることが分かっててお前らに近づいたんだぞ!』
暴走愛努流、暁愛羽は敵味方問わず信頼を得、人と人との輪を作り出す元凶。
その力こそがこの計画を破綻させかねない大きな可能性。
ただ、暁愛羽の弱点は友達を大事にしすぎる所。信じるものを裏切れない性格。
彼女は友達になったボクと絶対に戦えない。