リリカルラビットの冒険譚

動き出す幹部!ビアンラボでの邂逅!!(後編)

エピソードの総文字数=3,153文字

ブリジスさんも、やはりリオルドさんの事を知っていたんですね…。
いや、詳しくは知らないんだよー。
えっ!ど、どういう経緯で知ったのですか?
こっちもヒルハイドタワーで起きている事を調べているんだー。
そしたらとある実験以来、姿をくらました元職員がいる事が分かったんだよ!

その方がリオルドさん。間違ってないよね?

さすがです。

でも、彼の詳細は全く分からないんだー。

僕は立場上、積極的に行動する事が出来ないんで、スティードに頼みに来たんだー。

なるほど、納得のいく答えが聞けて良かったです…。分かりました!引き受けます!!

リオルドと言うのは、話からして元ヒルハイドタワー職員。

とある実験以来、姿をくらましてしまい現在、この大陸「クロスウッド」の何処かに

身を隠してひっそりと住んでいる為、なかなか彼の情報は入って来ない。

ビアンラボの職員、幹部「マイティ―ダーク」の他にブリジスも探している。

そういえば、ブリジスさん。

ルドス達に何の任務を就かせたのですか?

やっとその話に辿り着いたよー。

あっ、何か言うタイミングとかありました?

必要なら謝罪しますけど…。

全然大丈夫だよっ。じゃあ、話変わるけど

ブライドゼータはもちろん知ってますよねっ!

ルドスくんが持っている剣…。

ルドスくんが持っているぶらいどぜーたっていう剣、かっこいいよねー。

それに彼って凄いんですよー。

うんうん!それで…。

逞しくて、どんな事にも懸命に取り組む姿に惹かれて…

わたしに優しく接してくれたんですー。憧れでもあって、近付きたい存在なんですっ!

(おい、ユズキ…そんな事で泣くな!

ほら、泣いてばかりいるとお前の大好きなクマちゃんぬいぐるみの「フェル」くん。

心配しちゃうじゃないか…!!)

(女の子は可愛くて、元気があって、笑顔が一番なんだ…。

それを忘れずにいないとな、ユズキも!)

私に初めて見せてくれたルドスくんの笑顔っ

今も大切にしてるんですよー。彼に近付くために…頑張らないとっ!!

あっ、すみません。話し続けて下さいっ!

なるほどねー。ユズキちゃんのルドスくんに対する思いが知れてよかったよー。

そうそう。そんなルドスくんが持っているブライドゼータの

対を成す剣「シャウトシグマ」ってスティードさんはもちろん知っているよねー。

ええ…。でもシャウトシグマは

確か存在するか否かで半信半疑だったので

あまり考えてはいなかったですね。ん、まさか…。

そのまさかだよー。

だからルドスくん達に今シャウトシグマがある場所に向かって貰っているんだよー。

僕こそ早く言えばよかったのに、ごめんねっ!!

スティードはブリジスの発言により、シャウトシグマの存在を再確認する事に…。

でも一体シャウトシグマとブライドゼータが何故対となる剣なのか

それはまだ誰も知らない先のお話。

あっ、スティードさん!

ルドスくん達が向かっている場所に

ミントちゃんとオルガくん、ユウマくんも連れて行きたいんですよー。

別に構わないですよねっ!!

仕方ないですね…分かりました。

でもこれだけは約束して下さい!

"必ず見つけたら無事に帰って来る"という事を…。
もちろんですっ!
ブリジスはオルガ、ミント、ユウマの2人1匹を

ルドス達と共にシャウトシグマを見つける旅に同行させる様子。

どうやら薄々とブリジスも、そう簡単に見つける事が出来ないと気付いている。

(よし、まずは第1任務終了っ!!!)
突然ブリジスの表情が変わる。シャウトシグマの一件は嘘、あるいは本当だけど

裏があるとも取れる。彼の口車に乗せられたまま、ミント・オルガ・ユウマは

ルドス達の所に向かい始めるー。

****


ここはヒルハイドタワー、地下収容部屋。

クロスは運ばれてきた食事を腹立てながら食べている。

くっ…。何だよこの味!

しょっぱい!!たらふく食ってやるとは言ったけど…食べる気失せるぞ!!

食べる気失せながらも粗末にする事は出来ないタイプ。

残さず食べようとするが、やはりしょっぱい…。

捕らえられた事、出された料理の味がしょっぱい…二つの事が重なり、更に怒りは増し

運ばれてきた食事を遂に投げ飛ばしてしまう。

ちっ!(舌打ち)

こんなしょっぱい食事食ってられるか!!!

ガシャーンと皿が割れる音を耳にした収容部屋の監視人がクロスの元にやって来る。
おい、囚人!食事を粗末にするな!!!
あ? 囚人だと…!

俺にはクロスという名がある!!覚えとけ!!

だ、黙れ…!ヴィルゼート様に連絡しないと…。
呼んでみろよ…。

食事の味付けだけで幹部に伝えるなんてバカバカしい…!!

ヴ、ヴィルゼート様ーっ!!!
クロスの口調と威圧で怖気付いた監視人は幹部達とエディールが会議をしている場所へと急ぐ…。

そんな中、彼の収容部屋の壁を通して誰かが喋りかけて来る。

あぁ…!!ちゃんとした食べ物食いてぇ!!肉はないのかよ…。
あ、あの…。お話聞きたいんですけど…。
だ、誰だ!?
はじめまして!ネルフと言います!

さっきから横で聞いてましたけど…クロスさんですよね?

いかにも。ネルフと言ったな…。

お前は何故そこにいるのだ? まさかお前も幹部の誰かに…。

自分は…。
元幹部です…。
え、えっ…。何だと…!!
****


ヒルハイドタワー、最上階。

幹部達、エディールが固まってどうやら会議を執り行っている様子。

まずは私から…。

お前等、何の成果もなく良く帰って来ましたね…。

良くこの場所に立っていられますね…。

リリカルラビット、記憶の断片、そしてルドスが持つブライドゼータ…!!!

何もないんですよ!!!

エディールには幹部の誰も逆らえない。ぐうの音も出ない…。謝罪する事しか出来ない…!
幹部一同『誠に申し訳ございません…。』
元幹部のアイツは何も吐かない…。

ブライドゼータの元所持者も捕らえはしたが、

手掛かりは一向に掴めないままなんですよ…。

どうすればいいんですかね…。何か案は無いんですか?

エディール様、やはりリオルドの居場所を特定するしかない!!

奴はここの元職員。あの実験以来姿をくらました!!何かあるに違いない!

その時、会議をしていた彼等の元にさっきクロスの怒号により怖気付いた監視人がやって来た。
ヴィルゼート様、あっ、それにグレイザー様まで…!!

あ、あの…クロスが飯不味いって投げられました…。

黙れ…会議中だ。

そんな事の為だけに来たのか?消えろ…。

グレイザーは咄嗟にスキル「枯渇」を監視人に使ってしまい、彼は枯れ果ててしまい亡くなってしまう。
おい、グレイザー…!!一体何している?

当分の間、体力は温存しとけって何回も言ったぞ…!お前、一回頭を冷やせ!!!

グレイザー、今日はもう帰れ!

後はこっちで会議をしとく!!!それと明日はヒルハイドタワーに来なくていいぞ…。

明後日きちんと話し合いしようじゃないか…。

……。
申し訳ございません、エディール様…。

お先に失礼します…。

グレイザーは成す術もなく、ヒルハイドタワーを後にする。初めての失態を悔やんでいる様子…。
くっ…!明日は俺の嫌いな"自由"…。

一体何をして過ごせばいいのだ!?

****


そして、ここは大陸「クロスウッド」の何処かにある小屋。

そこには年配の方が住んでいるようだけど、彼は一体何者?

そして小屋内に飾られているリリカルラビット「アルム」「ユウマ」「アル」「ユメ」の4匹の写真が。

心配じゃな…アルム達…。

無事でいてくれる事を望んでいるぞ!

その小屋の近くに咲いてある花はもしかしてビリジロード、あるいは同じように見えるが別の花…。

もしかしてアルムが以前木漏れ日の森小屋以外で

見たことがあると言ったのはこの場所の事を指しているのでは。

だが、いずれにしても謎はまだ多いまま…。

****


場所が再び変わり、ここは見知らぬ場所。大陸「クロスウッド」の何処かという事実だけ…。

…………。
リオルド……。必ず見つけ出す……。

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