リリカルラビットの冒険譚

隠し部屋は何処!?ディゼールとの接触!!

エピソードの総文字数=2,949文字

この部屋は書物が多いですね…。

げっ!!

俺本読むの苦手だから、こういう場所は好きじゃないんだよー。

あら、ヒョードさん。

本から得た知識は大人になっても通用します…。

興味がある本を見ても

自分の為になりますので、是非見るのをお勧めしますね!

あ、ありがとうございます…。

ここは1階の通路の奥の部屋。

この階にはこの部屋含めて2カ所。どうやら今いる部屋は書斎のようだ。

うーん。

こういう書物が置いてある部屋なら、

どれかの固定されている物を押せば

隠し部屋に行ける寸法なんだけど…。

何しろ書物が多すぎて探すのも骨が折れますね…。

じゃあ、ひとまず違う部屋に行ってみようぜ!!

もしかしたら何か見つかるかも…。

書斎を出て、1階にあるもう1つの部屋の扉を開けようとするが、開けられない…。

どうやら鍵がかかっている様子。

やっぱりダメか…。
ヒョード、ちょっと試しに開けてみてくれないか!?
やってみますね!!
おりゃあーっ!!

鍵が掛かっていると分かっていても、もしかしたら開けられるのでは?と

思いヒョードは手に力を入れ思い切りノブを回そうとするが…。

あっ、やっちゃった…。

すみません、ナギさん…。ノブだけ取れました…。

……!!

ヒョード、其方力入れ過ぎです…。

もー。ヒョードさん、何処かで鍵見つけても

ノブがないと中に入れないじゃないですかー。

本当にすみません…。

ヒョードさん、体力はあるんですね…。

御兄さんの影響かしら!? 確かヒルハイドタワーの職員でしたよね?

職員なのは間違いないと思うんだけどなあー。

でもこの数か月、家に帰って来なくて

届いたのはこの手紙だけなんだー。

ヒョードの元に届いた手紙の差出人は兄であるネルフ。

数か月家に帰れなくて済まない。心配するな!と書いてあった。

文字数が少ないうえに、心配するな…ですか。

これは御兄さんに何かあった証拠です。

やっぱりそうだよねー。

だから心配で居ても居られなくて、

ヒルハイドタワーに向かっている最中、この場所に寄ったんです!

素晴らしい兄弟愛です。

あっ、ありがとうございます…!
でも、まずはアルの探し物を見つけることが最優先じゃ。
それはもちろん分かっていますので、安心してください!
じゃあ、今度は2階に行ってみましょうっ!

****


ここは2階。

部屋に入る前にずっと気になっていた質問をヒョードがし出し始める。

あ、そういえば…。

さっきいたロビーもそうですけど、このパイプみたいな物、

各部屋に繋がっているみたいですね…。

あら、私もそれは思いました。

一体このパイプは何の役割を果たしているのでしょうね…。

この旋律の館には

ロビー、そして通路、各部屋に繋がっているパイプが四方八方に伸びている。

一体何を意味しているのかと一同は疑問視している様子。


その時、ロビーを調査し終えたセイラが2階の彼等の元にやって来た。

遅くなってすみません!

ここからは私も一緒にアルさんの探し物を探す手伝いしますね!!

ありがとうございます、セイラさん。

早速この部屋に入ってみましょう!!

2階の奥にある部屋はどうやら食堂。

割と奥行きがあり、手前にあった鍵のかかった部屋の扉も

この食堂に繋がっている様子。

お、大きいテーブルです…

こういう場所で食事するのですか?

拙者にはちょっと考えられないです。

この食堂だけは私の家と同じ感じだわ。

こうじゃないと落ち着きませんし…。

えーっ!ここ広いから何処から探せばいいのか分かりません…。

なら、私とナギさんはこの辺を捜索して

ティアラさん、アルさん、ヒョードさんは

向こうの方をお願い出来るかしら!?

分かりましたっ。
食堂を捜索すること15分…。
怪しい所とか気になるモノ、こっちにはなかったです…。

うーん、やっぱり分からないよー。

ナギがやったみたいに

食器とか触ってみたけど何も起きなかったし…。

たぶんこの部屋は除外しても大丈夫そうですね!

建物の構造と、この2階では

隠し部屋に出来る位の余裕なスペースがない…

そうお考えですよね、セイラさん!?

あら、お見事ですわ。さすがですね、ティアラさん…!

お二人さんが言うなら、それが答えなのでしょう…。

(凄いなあ、セイラさんとティアラさん。

機転が利くっていうんですよね…。俺も頑張らないとなあ。)

次は3階ですね!!

(フフフ。さあ、ディゼールとのご対面です…。

どういう反応をするか調査させて貰いますわ…!!)

****


ここは3階、やはりこの部屋にも

さっき見たパイプは繋がっている事を確認する一同。

ちょ、ちょっと待ってください、皆さん!

人の気配を感じますっ!私たち以外いない筈ですよね…。

あら、アルさん!?

もしかしたら私達が色んな部屋を見て回っていたうちに

誰かがやって来たという可能性はあるわ。

えっと…確かここは執務室です…。中に入って確認してみませんか!?

し、執務室って、確か

偉い方が仕事をする場所ですよね!? ちょっと不気味ですよー。

ヒョード、安心しろ。

怖くなったら拙者を頼りなさい!

さあ、勇気を振り絞って中に入りますよ…。

執務室に入る一同。中に入るとソファに誰かが座っているのを確認する…。
セイラさん、何分待たせたと思っているんですか!?

無駄が嫌いと言いましたよね!? 


ねぇ!!

申し訳ございません…。

あ、あの…。セイラさん…!このお方は知り合いなのですか!?

………!!!
あっ、済みません…。取り乱してしまいましたね!

自分はディゼール…。

セイラさんとはちょっと事情があって監視をさせて貰っているんです!

ですよね…!?

あっ、はい…。

あ、あの…!セイラさんだって頑張っているんですっ。

あまり怒らないで貰いませんか!?

大人の事情に首を突っ込むなと教わらなかったか!?

まあ、いいか。ちょっと待ってろ!連絡する所がある…。
只今、グレイザー様に繋げています。少々お待ちください…。
なかなかグレイザー様に繋がらないと思い、本を閉じようとすると…。

ディゼールか!

どうした!?リリカルラビットを捕らえたのか!?

それともナギの素性が分かったのか!?

いや。アルとナギに接触した事を伝えたかっただけです!!

何だよ、そんな事か…!!

俺もこれからアルムと接触する…。

そんな事より今開いている次のページを捲ってみろ…!!

こ、これは…!!!

ボスからの指示と受け止めればいいんだな、グレイザー様!?

ボスの期待に応えないとな、ディゼール!?
分かりました。では失礼します…。

どうやら幹部達が持っている連絡ツールの次のページに

ボスからとある指示が書き込まれている事に気付いたディゼール。

(ぐ、グレイザー様…。

ヤバイ事になっているのは確かですね…。)

あっ、自分もアルさんの探し物の手伝いをさせて頂きます。

ただ、この執務室はもう調査済みで、

何もなかった。残りは1つ…。ヒョード…お前がノブだけ壊した

扉の先に隠し部屋に繋がる何かがある…。

す、すみませんっ…。

壊すつもりなどなかったのに…。

数ヶ月も帰って来ない兄さんの事で頭がいっぱいで…。

早くヒルハイドタワーに行きたいのに…!!

(ヒルハイドタワー…だと!)
(ま、まさか…。こいつの兄って…!!)

ここは、ヒルハイドタワー地下1階にある収容施設…。ヒョードの兄、ネルフが閉じ込められている。

[ネルフ]

お願いだからヒョード、無事でいてくれ…!

[ネルフ]

奴等が動き始めた…。

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