97.4人と1匹で始めよう7
文字数 830文字
愛歌、お帰り。
熊谷さんの店に寄ってたんだろ?
はい。明日から、歌を歌わせてもらえます。
1、2曲ですけどね。
夕食はお店で出してもらえるそうです。
あの、愛歌、、、
その、距離を置こうって話しだけど、、、
はい。嫌ですか?
ボクのせいで、嫌な思いをしてないかい?
今日も、、、色々あったし。
それでいいと思います。
私は今、田所君と仲良くしてるわけですから、お互い様です。
気にしないでください。
愛歌、オレには無理だこんな不自然なの。
《愛歌をソファーに押し倒す》
ごめんなさい。
私がいけないのは分かってます。
でも、私は小鳥遊君も田所君も選べないんです。
《たぶん、愛歌の言いたいことは頭の中では分かっていた。でも、守りたい思いと好きになった思いは止めることができない。このまま、田所にとられてしまったら、、、》
2人きりになって、押し倒すなんて、ボクは卑怯者だな。
本当に好きだとしたら、こんなこと当たり前だと思います。
《愛歌の方からキス》
たぶん、小鳥遊君は勘違いをしていると思います。
毎日、私の下駄箱や机に入ってる手紙は、私に対する嫌がらせの悪意の手紙なんです。
男子からのラブレターは入ってないですよ。
小鳥遊君と仲良くすると、当然、嫌がらせは増えます。
愛歌、今までそれをお兄さんに言ってなかったろ。
小鳥遊君、自分のせいでとか、にいとの約束とか縛られないでください。
このままでは、責任感だけで小鳥遊君は私と付き合うことになります。
好きという気持ちは大事です。
でも、冷静さも必要だと思います。
私は、にいと一緒だと冷静さに欠けていて、いつも暴走してました。
もちろん、それはそれでいい思い出です。
でも、ゆっくり築いていく愛情もあると思います。
よく言った愛歌!!!!
成長したな。
あとは勉強とワンニャンの世話だ!!!!
家事は、とりあえず今はいいか、、、
その、、、
制服、脱がしてもいい?
オレ、女の子の扱い苦手で、、、