68.4人で始めよう兄妹愛8
文字数 806文字
葬式か、、、ついこの間、家族の葬儀が終わったばかりなのになぁ、、、
初めての人がいきなり亡くなるなんて反則だよ。
タスケさんは、居候の熊谷さんに気持ちを委ねながら、愛歌ちゃんの面倒も見てた。
僕も、そんな人になりたいです。
だから、熊谷さんも甘えてもらって構いませんよ。
ニイ、、、、、、、、戻らない。
悪い夢が覚めない。
なんで、、、だろう?
愛歌ちゃん、そろそろお葬式だけど、、、
いやっ
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
にいは、なんでいないの?
にいはどこ?
にい、お兄ちゃん、、、、
どこに行ったの?
よいしょ、、、 (愛歌をお姫様抱っこ)
もうすぐ、お兄さんとお別れだから行こう。
う、、、ううっ、、、、(大粒の涙)
《とりあえず、式の最中はボクの腕の中で泣きながらも気丈に振舞った愛歌ちゃん》
私、今まで何していたんだろう?
私、、、どうしたらいいだろう?
悲しみを感じたくない。
《愛歌ちゃんは、ボーッとしたり泣いたり、何かを喋ったりしながら、ボクの腕の中で過ごした。》
小鳥遊君は、まだ中学生なのに愛歌ちゃんにずっと寄り添ってあげて、エライね。
ボクにも家族は愛歌ちゃんしかいないんです。
付き合っているとか、結婚してるとか、そんなの関係ないと思うほど、愛歌ちゃんは大切な人です。
寄り添うことが当たり前みたいな、、、
もちろん、熊谷さんもボクには大切な人です。
ありがとう。このまま3人で暮らせるよう、ご親族に話しをしてみるよ。
あ、子犬のワンニャンも一緒だね。
(ずっとわすれてた、、、)
あの、、、この度はタスケ君の不幸ということでお邪魔とは思ったんですが、、、
お兄ちゃん!!!!
え?!
お兄ちゃん、どこに行ってたの?
もう、どこにも行かないで、、、(涙)
、、、、、、、、、