112.どっちにしても

愛歌、遅くなってごめん。

あ、小鳥遊君。

遅い遅い(￣^￣)ゞ

ね、聞いてよ。

私、入院期間が延びちゃった。

え？

傷跡が残りそうなんで、手術するんだってさ。

毎晩、愛歌ちゃんがいなくて寂しいだろう？

ああ、、、

あの〜二人きりにしてもらっていい？

はいはい、王子様。

今日は全然来れなくてごめん。

バスケ部の後輩さんとデートできた？

うん。でも、愛歌のことしか考えられないって伝えた。

愛歌、、、

《肩を掴んでキス》

ん、、、、、、、んんっ

長いキスですね////////

もう、済んだか？

熱い抱擁

うん。終わったよ。

じゃあ、表へ出ろ。

分かった。

ダメです！！！！

田所君、小鳥遊君は何も悪くないです。

愛歌、、、たぶん、きっと、絶対、大丈夫なはず。

こんなヤツ、殴る価値もない。

ボクに話ってのは？

それとも、話しはなくて一発殴りたいってことか？

お前さえ良ければだけど、オレんちに来ないか？

随分、唐突ではあるが、お前ンチは大丈夫なのか？

愛歌ちゃんが魅力的なんだろ？

一緒にいるとドキドキだからな、、、

二人が勉強するのはいいとして、寝る時は別々の方がいいんじゃねーかなぁ、、、って。

ちょっと待った！

オレは今の環境を気に入ってだな、夜だけ、オレと愛歌が一緒に寝るよ。

小鳥遊君は、頑張ってお兄さんの代わりになろうと努力しているし、オレや愛歌には一緒にいて当然の存在なんだ。

ただ、一緒に生活していることが、問題を引き起こしていることは間違いないけどね、、、